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近江学研究所連続講座「近江~灯火のかたち‐和ろうそくで暮らしをデザインする‐」

2014.05.15

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉
近江学は、近江という地域固有の風土を改めて検証する学問です。20世紀後半の日本人は、大量消費・大量廃棄の暮らしをひたすら追い求め、優れた素材や技術、豊かな暮らしの知恵や自然観を切り捨ててきました。
この50年間に私たちが失ったものに思いをめぐらせ、過去の記憶を手がかりに、ごくあたり前のものの内にひそむ美しさ、かけがえのなさ、本来の豊かさを未来に向けて再生しなければなりません。
文化とは人の営み、すなわち「暮らしのかたち」のことです。「近江のかたちを明日につなぐ」をテーマとした連続公開講座は、地域の素材と向き合いながら、それぞれの活動や表現を通して独自のかたちと技を求めつづける方々による講演と対談です。そこにしかないモノと心の統合された豊かな文化を、未来に向けていかに再生するか。21世紀を生きる私たちの、新たな生き方につながる手がかりが見つかるに違いありません。

「近江~灯火のかたち‐和ろうそくで暮らしをデザインする‐」
高島市近江今津で手掛け和ろうそくを製造し、今年100周年を迎える「大與(だいよ)」。
石油由来の洋ロウソクが普及する中、国産櫨(はぜ)やイ草を使用した「手掛け」和ろうそくの伝統技法を継承してきました。三代目大西明弘氏、四代目巧氏をお迎えし、伝統技術の継承や原材料入手における諸問題などにも触れながら、次の100年を展望した「暮らしをデザインする」大與の取り組みを紹介し、和ろうそくの可能性について語っていただきます。

講 師 名:大西 明弘氏(有限会社 大與 三代目、代表取締役会長)、大西 巧氏 (有限会社 大與 四代目、代表取締役社長)
対  談:大原 歩(近江学研究所研究所研究員)
日  時:6月14日(土)10:40~12:10
受 講 料:500円(当日受付にて徴収いたします)※本学学部生および研究生は受講料無料
会  場:成安造形大学

講座の詳細や応募については下記ページをご覧ください。
https://www.seian.ac.jp/lec/2014omigaku-u/

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