学部共通ほか

キャリアデザイン演習B 第2回授業

2013.05.10

5月10日(金)の「キャリアデザイン演習B」第2回の授業は、敬語問題応用編として、
社会人として必要な敬語の知識を確認し、実際に用いる練習をしました。

前置きのことば(クッションのことば)を学びましょう。
前置きのことばは、相手とのやりとりの潤滑油になるばかりでなく、
こちら側のもつ微妙な意味合いをも伝えてくれます。

この用紙に名まえを記入してもらいたい。
→ お手数ですが、この用紙にお名まえをご記入いただけますでしょうか。
→ お差し支えがなければ、この用紙にお名まえをご記入いただけますでしょうか。

名まえを書くのが当然であれば、「お手数ですが」を使いますが、
無理強いはしませんというのでれば、「お差し支えがなければ」とすることもできます。

ほかにも、「申しわけございませんが」「あいにくですが」「お忙しいところ」など
よく使われる前置きのことばですね。

とはいえ、ことばかずを増やせば、敬意の表現になるわけではありません。
ぼかした表現、あいまいな表現に注意しましょう。
これらも、いわゆる「バイト敬語」によくみられるようです。

誤:お席のほうにご案内します。
正:お席にご案内します。

誤:新品との交換というかたちで対応いたします。
正:新品との交換で対応いたします。

また、「○○とか」「○○みたいな」「○○なんか」といった語尾にも注意しましょう。
さらに、「いちおう」「とりあえず」なども使いすぎに注意が必要ですね。

担当教員:千速敏男(芸術学部教授)

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