地域連携推進センター

三文オペラポスターチラシ採用者決定

2012.12.06

12月5日(水)18:30~プロジェクト演習D1D2(大草真弓メディアデザイン領域准教授・今北紘一特別講師)の最終授業にてオペラのチラシポスター案、採用者が決定されました。

びわ湖ホールからは館長、事業部長、広報マーケティング部長、担当のプロパーの職員2名、計5名が最終プレゼンテーションに出席されました。最終に残ったファイナリストは8案、8名の学生は自分のデザイン案の特徴を与えられた時間を最大に使いプレゼンテーションしました。

全てのプレゼンが終了し、採用者決定の為、びわ湖ホール職員を中心としながら本学教員との間で協議され、びわ湖ホール井上館長より採用者の発表を行いました。グラフィックデザインコース3年生佐野桃子(さのももこ)さんの案が採用になりました。

彼女の案は、「三文オペラ」の社会背景を風刺する不思議な感覚のストーリーから、遠目でみた時には柄のように見え、近くに寄って見るととたくさんの女性がいるというアイデアが強いイメージとして捉えられたようです。「今までにオペラのポスターで見たこがない!」との意見もびわ湖ホールの方が話されておりました。

採用された学生は、デザインが決定すると直ぐ、制作、納品までのスケジュール調整に入り、結果に酔いしれる間もなく、これからのスケジュールに緊張気味のようでした。採用されなかった学生は、悔しさを抑えながらも、他の学生のデザインの良い点を理解し、びわ湖ホール職員におそるおそる話しかけ、自分の問題点を探っているようでした。

8名のファイナリストによる研究は一旦終了しましたが、この経験を通じてより強い精神力で今後の創作活動に立ち向かって欲しいと思います。最後にびわ湖ホールの職員の一人より、「一案を選ぶことの重大さを感じます。苦しい!けど面白いですね!」とお話されていたことが印象的でした。採用作品はこれから印刷業者と細かい調整を行った後、完全データ作成までのプロセスを経て、2013年の7月12日と14日に東京新国立劇場中ホールにて公演される「三文オペラ」の公式ポスター、チラシとして全国の劇場および関係機関に配布されます。出来上がるのが楽しみです。

びわ湖ホール職員を前に最終プレゼンをする本学学生

一つひとつのアイデアを丁寧にみるびわ湖ホール職員と本学教員

アイデアの原点をもう一度確かめるびわ湖ホール職員

採用作品の発表と総括を述べるびわ湖ホール井上館長(採用案は左から2つ目)

直ぐに今後のスケジュール調整、修正点の確認に入る佐野さん


 

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