地域連携推進センター

地域大連携オペラ、演出家中村敬一先生が登壇

2013.05.17

5月16日(木)プロジェクト特別実習D1(担当:メディアデザイン領域泊教授)地域大連携オペラ創造プロジェクトでは、先週の舞台美術プランナーの増田先生に引き続き、今週はオペラの演出における指令塔である演出家、中村敬一先生を迎え「演出で変わる舞台」と題し授業をしていただきました。
17世紀に始まったオペラの起源から歴史の変遷を経て、近代化とともに様相が変容するオペラについてお話いただきました。演出家が行う仕事がいつの時代においても、原作者の意図が理解できるように読替えや解釈をする役割であることをお話しされました。
例えばいく通りかの「ヘンゼルとグレーテル」のDVDを見せていただきながら、演出家による解釈の違いや時代時代による読み替え方について中村先生の解説を交えた授業となりました。そして、演出家がアクターに演技をつけていくところ、舞台美術の設置や音楽と合わせて稽古がおこなわれて行く様子をビデオをみながら理解していきました。しかし、実際の現場では簡単に物事が進まない事、ものづくりにおいて、人間同士のぶつかり合いの中、変更があったり、試行錯誤しながら作り上げるということ、またそのような環境をつくって調整するのが演出家の仕事である事を最後に付け加えられました。

次週は照明プランナーの山本英明先生を迎えます。舞台照明によってどのように変容して行くかその効果を理解して行く授業を予定しています。次週も楽しみです。

オペラの愉しみ方について解説される中村先生

ビデオで演出家によるアレンジの違いを語る中村先生

 

PAGE TOP