地域連携推進センター

歴博おもちゃのワークショッププロジェクト始動!

2013.06.08

大津市歴史博物館と本学の連携事業である夏休みのおもちゃづくりワークショッププロジェクトが今年も始まっています。

今年で11年目を迎える連携プロジェクト。恒例となったこのイベントは毎年大津市内の小学生360名が参加するという歴史博物館の人気企画として定着しています。本学ではこの取り組みを授業化し、毎年20名程度の学生がこのプロジェクトに参加しています。

4月にスタートした今年の授業では、約20名の学生が6つのグループに別れ、それぞれ小学生につくってもらう「おもちゃ」を検討してきました。今年のテーマは大津市歴史博物館が夏休みに開催する企画展「珠玉の大津絵」に絡めて、古都大津に伝わる街道の民画「大津絵」です。この日(6月8日)は、各グループが歴史博物館で、当日のワークショップでつくる「おもちゃ」を発表しました。学生たちは、それぞれ大津絵の画題として登場するキャラクターや物語を題材に、楽しい「おもちゃ」を考えてきました。

小学生対象のワークショップでは限られた時間で完成させる必要があります。担当の美術領域宇野君平講師や歴史博物館の学芸員の方々に意見をいただきながら、当日のワークショップで小学生たちとつくるおもちゃを決定しました。

ワークショップの後には、出来上がった「おもちゃ」を展示して遊ぶこともできる展覧会が歴史博物館で開催されます。どのようなおもちゃが出来上がるのか今から楽しみです。

「おもちゃ」の発表の流れを説明する担当教員の美術領域宇野講師

大津絵の画題の一つ「雷公」を取りあげ、小学生が雷になり、落とした太鼓をつり上げるという「おもちゃ」を考案

大津絵の画題の代表である「藤娘」を救い出すというコンセプトの空気砲を使った遊びを発表する学生

「クルクル!大津絵巻」と名付けられたおもちゃのつくり方をプレゼンする学生

軸をまわすと、様々な大津絵のキャラクターが登場する

学生のプレゼンを聞きながら、制作時間の問題や安全性、その他アイデアなどアドバイスする宇野講師(左手前)。左から大津市歴史博物館高橋学芸員、鯨井学芸員、木津学芸員。

「ひょうたん鯰」という画題をもとにした動くおもちゃ「するする鯰」

日時:おもちゃのワークショップ=7月30日(火)〜8月4日(日)、展覧会=8月7日(水)〜8月11日(日)
場所:いずれも大津市歴史博物館
※ワークショップ・展覧会の詳細は大津市歴史博物館までお問い合わせください。

 

 

 

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