地域連携推進センター

プロジェクト特別実習C1「地域文化と表現」③(三井寺)

2013.06.29

5月から始まりました。プロジェクト特別実習C1「地域文化と表現」(美術領域椿玲子客員教授・伊庭靖子准教授)の授業において、2回目のフィールドワークを行いました。
三井寺(正式名称は園城寺)の創建は古く飛鳥時代にさかのぼります。その後、平安時代に智証大師円珍(ちしょうだいし えんちん)が再興、現在に受け継がれています。
円珍は三井寺の初代長吏に、その後、比叡山延暦寺の最高地位の天台座主に就任します。その円珍が再興した三井寺は古くから密教の教えや修験道との関係を持ち、中世から近世にかけては武士との関わり、近代においてはフェノロッサとの関わりなどあらゆる時代の表舞台に出てきます。実際に三井寺に入って伽藍を散策しながら1日ゆっくり学びました。
フィールドワークの最後に椿教授は、「地域の特色ある文化を踏まえ、これからの表現にどのようにアウトプットが可能か?今回のフィールドワークから印象に残ること3つを次回発表して下さい。」という問いを学生に投げかけました。
次回は7月後半に大学にて対話型の授業が行われる予定です。

三井寺国宝光浄院客殿にて

三井寺国宝光浄院客殿にある付書院の空間を堪能する学生

三井寺国重要文化財「一切経蔵」にて

三井寺法明院にあるアーネスト・フェノロッサの墓にて

三井寺国宝新羅善神堂前の庭にて今後の展開を解説する椿教授(右から一人目)と伊庭准教授(右から二人目)

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