地域連携推進センター

「美の滋賀」の発信!県民フォーラムが本学で開催されました!

2011.11.24

「滋賀の『美』の魅力って?」「この魅力、どう活かしていく?」「美の滋賀」発信懇話会座長の鷲田清一さんたちとライブで意見交換しませんか。という県民フォーラムが、11月22日(火)18:30〜本学聚英ホールにて開催されました。

「美の滋賀」の発信というこの政策は、嘉田由紀子滋賀県知事の呼びかけで滋賀県総合政策部「美の滋賀」発信推進室によってこの春から検討が進められ、県立近代美術館の資産である郷土ゆかりの作家作品や現代美術、全国第4位の国宝、重要文化財数を有する仏教美術等、海外から大いに注目を浴びるアール・ブリュットなどを中心として滋賀の「美」の魅力とその発信が検討されてきました。

県民フォーラムでは、座長の鷲田清一先生、本学の牛尾学長(滋賀県立近代美術館機能・発信力強化検討委員会委員長)、本学附属近江学研究所木村至宏所長(近江の仏教美術等魅力発信検討委員会委員長))、兵庫県立美術館学芸員服部正先生(アール・ブリュット発信検討委員会委員)が登壇され、それぞれの委員会で検討されてきた事項を発表。その後に、当日参加された方々から意見を広く聴取されました。

当日は本学学生、教職員に加え一般県民も含めて、80名以上の方が集まり、「美の滋賀」について考えました。
本学学生からは、「実際に日々文化活動を行っている県民の方々は国宝や重要文化財の価値を認識し、自分たちの誇りに思っているのでしょうか。私の近くにはもっと身近なアートや活動に誇りを持って一生懸命にがんばっている方々がおられます。このようなところにも「美」があるのでは。」など、地域に根付いた視点からの意見がでました。
また、コンテンポラリーアートの今後の発展に着いてという問いに対して鷲田座長は、成安造形大学の雰囲気を取り上げながら、「ゆるい」という感覚を持ちながら実は繊細に作品を仕上げるという造形作家さんがいるが、アートの現場にはそんな雰囲気がある。その「ゆるさ」が同時に人を和ませたり、安心させたりすることを考えるとホスピタリティーに繋がるのではないか。現代アートもホスピタリティーを視野に入れた新しい時代に入ったといえるのではないでしょうか。と自ら意見を語られました。
このフォーラムの模様は12月3日(土)BBCびわ湖放送「県政週刊プラス1」(21:00〜21:20)で放映されます。ぜひともご覧ください。

聚英ホールの様子


聚英ホールの様子


聚英ホールの様子


熱心に発言をする本学学生(本学芸術文化デザインクラス4年生青山雄介さん)

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