地域連携推進センター

信楽の巨大たぬき衣装制作プロジェクトスタート

2014.10.26

信楽観光協会から、信楽高原鐵道の信楽駅前の巨大たぬきに衣装を着せられないかという相談があり、地域連携推進センターが呼びかけたところ、興味のある学生有志が集まり、田中秀彦講師(コスチュームデザインコース担当)の監修のもと、たぬきの衣装制作プロジェクトがスタートしました。

信楽高原鐵道は現在、昨年の台風の被害を受け、不通となっていますが、今年の11月29日にようやく復旧することになりました。駅前の信楽のたぬきは、今までクリスマスのサンタの衣装を付けるのみでしたが、鉄道の復旧に合わせて、季節に応じた衣装を着せることができないだろうかという声があがったようです。

10月25日(土)、プロジェクトチームのメンバー5名の学生と田中講師が信楽駅前に集合。衣装制作プロジェクトが始動しました。
この日は、好天の中、先ずは巨大陶製たぬきの採寸からはじめ、信楽の町をフィールドワークしながら、信楽焼の歴史やまちづくりなどを学びました。

信楽へは、JR草津駅から草津線に乗換え、貴生川駅で下車し、信楽高原鐵道鉄道の代替運行バスで向かいます。

信楽高原鐵道「信楽駅」に到着。右側から忍び寄る大きな影が巨大たぬきです。

今回本学プロジェクトチームが取り組むのは、春ものの衣装で、デザインは信楽高校の生徒さんが考案しました。

採寸開始!大きなおなかまわりからはじめました。

採寸が終了後、駅前のおそばやさんで作戦会議。おいしいおそばをいただきました。

作戦会議後、フィールドワークがはじまりました。

信楽の町はどこもたぬきでいっぱいです。

本学の卒業生で、現在陶芸作家として活躍する谷穹(たにきゅう)氏の窯元、「谷清右衛門陶房」を訪ねました。

清右衛門窯の穴窯を見学させていただきました

一度の窯入れでこれ以上の木材と使うと教えられ驚きました。

谷陶房のコレクションを展示する展示室を見学し、信楽焼の歴史を谷氏から学びました。

信楽焼きは日本六古窯に数えられ、全国的に知られます。商売繁盛の縁起ものであるたぬきの置物の歴史は以外と新しく、ここでは、300年以上時代を遡る壷や茶道具などの貴重なコレクションがたくさん展示されていました。写真は安土桃山時代に制作された壷です。

谷陶房を後にして、大きな登窯を見学できる「明山窯」を訪ねました。

明山窯には、おしゃれなカフェ・ギャラリー「ogama」が併設され、現代の信楽焼を堪能しました。

ギャラリーの様子。学生たちは興味津々。

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