地域連携推進センター

プロジェクト特別実習C1「自然学」のフィールドワークスタート!

2012.06.18

6月2日(土)岡田 修二(おかだ しゅうじ/美術領域洋画コース担当)教授のプロジェクト実習「自然学」のフィールドワークが始まりました。出品作家であり美術領域石川 亮(いしかわ りょう)非常勤講師の作品制作にも同時に携わりながら、滋賀県の湧き水を探索するプロジェクトです。
第1回目は成安造形大学のある仰木、仰木の里の水源である滝壺神社闇龗(たきつぼじんじゃくらおかみ)へ行きました。10時に大学出発、途中里宮である小椋神社(おぐらじんじゃ)に立ち寄り、佐合井(さごい)宮司に小椋神社の起源や歴史などお話していただきました。

その後、川の水の流れに逆らいながら上流へと足を進め、奥宮である滝壺神社へ向かいました。仰木峠へと向かう登り始め途中に滝壺神社があり到着と同時に昼食をとり休憩しました。間もなく、今回のフィールドワークにおいて、はじめての汲水(きっすい)を行ないました。山の斜面に筒が突き刺してあり、そこから「ちょろちょろ」音をたてて流れる湧き水に驚きを感じながら、学生たちは水を汲んでいました。行き帰りの途中に「へびの抜け殻」を発見したり、「ウシガエル」の沢山いる野池や比良山系を眺望するなど大学では体験できない身近な「自然」をそれぞれの学生が体験しました。

帰り道、再び小椋神社に立ち寄り、今度は加藤賢治(かとう けんじ/附属近江学研究所研究員)が何故、今汲んで来た水が仰木で大事にされているのか?そしてそれを祀ってきた仰木の集落や神社での祭礼のことなどのお話をしていただきました。
初回フィールドワークは身近な場所の起源を知り、自然と対峙して来た集落と水の関係を学びました。次回は高島市針江(はりえ)での湧水と生活をテーマとして予定しています。

奥比叡ドライブウェイをくぐり滝壺神社を目指す

山の斜面から湧き出る水を汲む

滝壺神社前で集合する石川亮講師と学生

小椋神社にて加藤賢治研究員の話を聞く

比良山系を背に仰木集落を散策する

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