地域連携推進センター

鉄道テロ訓練にラッピングトレインで協力!

2012.10.25

内閣官房、及び滋賀県防災管理局、野洲市が主となり取組む国民保護共同実働訓練が10月20日(土)11時から野洲駅近くの車両基地で行われました。
この取り組みは、鉄道テロを想定した訓練であり、警察、消防、自衛隊、病院など51機関、1500人が参加しました。また官邸や県庁とも繋がり、テロの初動対処から医療救護までシミュレーションした大きな訓練でした。

この訓練における本学の協力は、鉄道テロが発生し大破した鉄道の先頭車両にその様子を表現して欲しいという依頼から本学はラッピングトレインで表現することを提案しました。
今年の6月頃から滋賀県防災管理局と協力し準備してきました。

この取り組みはメディアデザイン領域担当の森田健(もりたけん)講師に最初の構想から現地でのテロ想定調査、ラッピングトレインデザインの方向性、監修まですすめていただき、実際のデータ作成作業はイラストレーション領域森田存教務員が取組みました。

県の職員の方からこの相談をうけた時は「実際の訓練において大破した車両を表現するのに、惨事がいかに大きいかをとらえ、行動を起こす判断をするのに非常に大事な役割です。」と話されておられました。
本学もこのような国、県、地域が一体となった取り組みに、表現することをとおして関われたことは有意義であったと感じています。デザインや美術表現のスキルが社会に貢献できるひとつの実績ではないかと捉えています。

訓練の状況とラッピングトレイン

訓練状況が実況されスクリーンに映し出される。官邸や県庁と繋がっている。

線路沿いから訓練状況をみる

レスキュー隊、自衛隊、緊急避難所など多くの方が参加しました。

PAGE TOP