マンガ・絵本コース
各コースの情報は、大学案内のイラストレーション領域情報冊子に掲載しているコースの概要です。
各コースのカリキュラム情報は、現在作成中です。
描くことで物語を作る。
物語があるから描くことができる。
今や日本のポップカルチャーを代表する存在となったマンガ。世代を超えて愛される絵本。これら「イラストで表現される物語」は単なる娯楽としてだけではなく、文化としても人々に支持され、映画やゲーム、雑貨や広告と、さまざまなメディアに展開される人気コンテンツです。
絵と物語ははるか昔から、密接な関係にありました。神話の世界や、武勇伝。昔から人々は、さまざまな物語を絵にしてきました。そして印刷が普及した時代には「挿絵」が生まれ、やがて絵が主役の「絵物語」や「絵本」が生まれます。
120 年ほど前、ページをコマで分割し、フキダシを使って直接、セリフを語る「マンガ」というスタイルが生まれました。この方法は急速に進化し、それまで紙のメディアではできなかった、臨場感のある物語表現を可能にしてきました。このように、マンガも絵本も、時代時代でその表現をどんどん変化させていった表現なのです。その魅力は自由度の高さと、多様性。小さな子どもが楽しめるものから、大人向きの文学や芸術と並んで評価されるものまで、多種多様な本が出版されているのは、マンガや絵本に、無限と言っていい「表現の可能性」があるからです。




絵で物語を作り出す技術
本コースでは「絵で物語を語る」という原点を重視、マンガ・絵本を分け隔てなく扱います。それは既存のスタイルにとらわれない、本来のマンガや絵本のあり方であり、両方を扱うことで、「絵で物語を語る」本質がより見えてくるからです。授業では実作を繰り返しながら、作劇理論と個別指導により、自分ならではの語り方を身につけていきます。
魅力的なキャラクター。見たこともない異世界。ドキドキする出来事。そのすべてを自分で考え、自分で描き出すのがマンガ・絵本の世界。あなた自身の物語を描いていくことは、あなたの人生を豊かにしていくことでしょう。


