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     『あらゆるものを結ぶ「結」』@バスストップギャラリー

    ●『あらゆるものを結ぶ「結」』@バスストップギャラリー

    華鬘結び(画像提供:文化遺産としての松明を次世代へ贈る会)

     巨大なヨシ松明を奉火することで知られる、近江八幡の春を彩る火祭り。そんな近江八幡市千僧供町に伝わる「華鬘(けまん)結び」を展示します。松明のヨシを束ねるわら縄の結び目は、農作業に必要なわらの結び方を継承するものとして滋賀県全域に伝わり、大切にされています。千年の歴史を刻み、今もなお受け継がれる、わら縄の結び目には、この展覧会のコンセプトである、あらゆるものを「結ぶ」という物語が込められています。

    協力:株式会社 まっせ、文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

    文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

    古来、日本人は「明き、清き、直き」「心」という心のもちように重きをおいてきました。その美しい心の有様を形に現したのが祭りでした。毎年3月から5月にかけて近江八幡市内各地では、大小200基を超える松明を制作し、奉火されています。伝統的な火祭りの一つである「近江八幡の火祭り」は、国選択の無形民俗文化財になっています。

    集落ごとに長い歴史の中で培われてきた松明は、神事のために趣向を凝らし研鑽された高いデザイン性を備えます。松明祭りは近江八幡の個有の地域資産であり、アート作品として捉えることができます。

    「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」では、伝統ある松明結の技術の保存・伝承と、後継者の育成を図り、親子松明教室などを通じて伝統文化を活かした地域活性化を目指し活動することで、近江八幡の魅力を世界に発信していきます。

    www.taimatsu-yui.net