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    3. 資源と営み

     『ビワパールまるごとブランディング事業』@E102
    『松明』@ガーデンギャラリー

     今回、展覧会のシンボルとして、ガーデンギャラリーに巨大なヨシ松明をつくります。ヨシ葺き屋根やヨシ簀として庶民の生活に不可欠であったヨシは、水の浄化や魚たちの揺りかごとしても大切な琵琶湖の資源の一つです。また、琵琶湖に抱かれる豊かな資源の中に、淡水真珠があります。ピンク・ローズ・パールとフランスで紹介されたこの真珠は、歪んだかたちと変化に富む美しい色合いが魅力です。

    ●『ビワパールまるごとブランディング事業』@E102

    画像提供:MUSUBU SHIGA

    ビワパールまるごとブランディング事業
     成安造形大学 地域連携推進センターは、2015年度滋賀県農政水産部水産課の委託事業として琵琶湖の淡水真珠「ビワパール」のブランディング事業に携わることになりました。その一つとして真珠を産み出す貝殻の利活用方法を開発すること、あるいは素材そのものと何かを結び、認知度を上げブランド化の実現を目的とする試みです。
     利活用開発では、誰もが使える「インク」・「紙」、伝統産業との組合せでは「陶土」、「釉薬」の開発研究を行っています。また「貝ボタン」を復活させるプロジェクトを行い、ファッションデザインやジュエリー作品の制作と茶道具のデザインに挑戦します。滋賀県ブランディングディレクターの服部 滋樹にも携わっていただき、”MUSUBU SHIGA“と連携したブランディング事業を推進する活動を行っています。

    協力

    アインズ株式会社近江手造り和ろうそく 大與暮らすひと暮らすところgrafcommune
    THEATRE PRODUCTS、滋賀県農政水産部水産課、滋賀県真珠養殖漁業共同組合、信夫貝釦製作所、神保真珠商店中川木工芸比良工房有限会社成子紙工房有限会社ヤマタツ陶業

    企画・研究

    成安造形大学 地域連携推進センター
    「芸術による社会への貢献」という大学の基本理念を具現化するため、地域と学生、教員を結び、ポスターやチラシ、看板制作から、まちづくりなどの地域活性化事業に至るまで、ものづくりをもとにした地域連携活動を日々行っています。







    • ●『松明』@ガーデンギャラリー

      画像提供:文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

      文化遺産としての松明を次世代へ贈る会
      国の無形民俗文化財にも登録される、千年の歴史をもつ伝統的な「近江八幡の火祭り」。「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」は、伝統ある松明結いの技術の保存・伝承、後継者育成として親子松明教室を行うなど、伝統文化を活かした地域活性化を目指し活動しています。

      協力:株式会社 まっせ文化遺産としての松明を次世代へ会


      文化遺産としての松明を次世代へ贈る会

      古来、日本人は「明き、清き、直き」「心」という心のもちように重きをおいてきました。その美しい心の有様を形に現したのが祭りでした。毎年3月から5月にかけて近江八幡市内各地では、大小200基を超える松明を制作し、奉火されています。伝統的な火祭りの一つである「近江八幡の火祭り」は、国選択の無形民俗文化財になっています。

      集落ごとに長い歴史の中で培われてきた松明は、神事のために趣向を凝らし研鑽された高いデザイン性を備えます。松明祭りは近江八幡の個有の地域資産であり、アート作品として捉えることができます。

      「文化遺産としての松明を次世代へ贈る会」では、伝統ある松明結の技術の保存・伝承と、後継者の育成を図り、親子松明教室などを通じて伝統文化を活かした地域活性化を目指し活動することで、近江八幡の魅力を世界に発信していきます。

      www.taimatsu-yui.net