Home > Archive > 森公一・二瓶晃・真下武久「E-motion」
2013年5月18日(土)-6月16日(日)12:00-18:00
本作のテーマは「情動」=人間の喜怒哀楽。
情動はどのように起こるのか? メディアアートと脳神経科学の融合によって解き明かそうとする研究プロジェクトです。2009年から継続するこのプロジェクトの2作目となる本作では、たとえば「もらい泣き」させるように、鑑賞者の情動を誘発します。
鑑賞者に起こる変化は計測され、同時にその変化は作品へと反映されます。
その情動の往還に、人はどのような反応を示すのか。この実験的な試みを、ぜひ体感してみてください。
笑ったり怒ったりすると、脳波はどう動く?
情動伝染の公開実験
出品作《E-motion》を応用した「情動伝染」の公開実験を行います。
実験では、被験者の目の前で、パフォーマーが様々な感情を表出する演技を繰り広げます。その時の被験者及びパフォーマーの情動反応を、脳波測定装置などによって計測し、両者の情動変化を比較します。
被験者とパフォーマーの計測結果が一致するのか、しないのか。一致するとしたら、どのような感情が表出された時なのか。実験を通して探ります。
日時:6月15日(土)14:00-16:00
会場:ギャラリーアートサイト
予約不要/無料/定員なし
森公一 Koichi Mori
(同志社女子大学情報メディア学科教授)
二瓶晃 Akira Nihei
(同志社女子大学情報メディア学科助教)
真下武久 Takehisa Mashimo
(本学メディアデザイン領域講師)
2009年よりメディアアートと脳神経科学の融合に関わる共同研究プロジェクトを継続。2010年に「生存のエシックス」展(京都国立近代美術館)で《光・音・脳》を発表。3名の作品制作コアメンバーの他に、解析メンバーとして精山明敏(京都大学大学院医学研究科教授)、堀翔太(京都大学大学院医学研究科博士後期課程)がいる。
協力:武村敏弘、助成:科学研究費助成事業 基盤研究(c)
「鑑賞者の情動反応に基づくメディアアート表現の可能性の探求」