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    animation soup meets SEIAN|アニメーションスープ 作品上映会

    2013年9月8日(日)10:00-16:00 参加無料・入退室自由

    上から、「なしのこたろう」永田ナヲミ、「蛾鑑」清家美佳、「どろぼうがっこう(パイロット版)」ヨシムラエリ他


    概要

    この度、成安造形大学オープンキャンパスに際して本学卒業生が活動するアニメーション上映会の企画グループ、アニメーションスープの作品上映会を開催します。これまでの13年の活動の中で関西を中心に日本各地や海外でも上映されてきた作品の中からセレクト、3つのプログラムに分けて上映致します。お好きな時間に、お好きなプログラムを、ゆっくりとご覧くださいませ。
    ※当日はオープンキャンパス中ですが、どなたでもご覧いただけます。

    出品作家:日野馨、永田ナヲミ、清家美佳、ヨシムラエリ、やまときょうこ、田口美早紀、華廣純子、FT=man、ウエマリイン、犬子動画舎、SUPER PHOENIX、浅野千里

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    program A
    「animation soup meets SEIAN 1」4作品/約15分
    animation soupメンバーやその関係者で、成安造形大学に縁のある作家のアニメーション作品を集めたプログラム。
    日野馨、ヨシムラエリは成安造形大学の非常勤講師を勤め、清家美佳、永田ナヲミは成安造形短期大学卒業生です。


    ●「おやつのおならの時間です」日野馨(3'50"/墨/2011年)
    おやつはとってもおいしいです。
    でも、食べる音はバリバリ、プチプチ、じゅわわわ~。
    とても大きな体から聞こえてくる音。隠れて食べても音で気づかれる。まるで、おならのよう。
    そんな音を使って、手描きの抽象アニメーションを作ってみました。

    ●「火星運河下り」永田ナヲミ(3'44"/人形コマ撮り/2011)
    漫画家・逆柱いみりさんに作っていただいた人形をコマ撮りしたアニメーション。
    ネコカッパは、カエルやタコやカマキリと戦っている。ただひたすらに。
    やいのやいのと戦いながら、ころころ転がり、どこへゆく?

    ●「蛾鑑」清家美佳(5’40”/HD/2012)
    内省をテーマに、一人の女性が静かに意識の底へと降りて行く様、自身を繰り返し見つめる思考の内を描いた作品。
    加工した人物の写真と手描きの絵を2DCGソフト上で組み合わせ、動作を付けて制作。
    31st VANCOUVER INTERNATIONAL FILM FESTIVAL(カナダ)、4th Experimental Film Forum(シンガポール)他で上映。

    ●「どろぼうがっこう(パイロット版)」ヨシムラエリ他(5’00”/人形/制作中)
    チームで制作中の人形アニメーション。
    かこさとしさんの絵本「どろぼうがっこう」より。
    どろぼうを目指す生徒が通う学校で起こる、ちょっぴりまぬけなお話。
    スタッフ:茅野雅之、斉藤恵美、床枝園子、仁科花衣、吉村絵里

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    program B
    「animation soup meets SEIAN 2」7作品/約17分
    animation soupの他のメンバーの作品を集めたプログラム。人形を使った作品、手描きの作品、CGの作品など、あれこれセレクトしました。

    「MAKOOT THE MOVIES#02 おそうじ」やまときょうこ(0'22"/人形コマ撮り/2012年)
    トリくんとぞうきんがけ。いえーい。

    ●「午後のこと」田口美早紀(1'00"/手描き/2010年)
    ゆるやかな午後のできごと。今日はひたすらのんびりしよう。

    ●「reborn」華廣純子(2'00"/ドローイング/2011年)
    ぽこぽこぽこ。むくむくむく。
    前から知っていたけれど、きょうはうまれる日。
    喜びのダンス。

    ●「MAKOOT THE MOVIES#08 現実逃避」FT=man(0'52"/人形コマ撮り/2012年)
    現実は無理だけれど、どこか違う国に行きたいなぁ旅したいなぁという夢の話を描いた作品。

    ●「レフティ・ハーテビースト」 ウエマリイン(3'50"/手描き/2004)
    左手のような不器用な詩。

    ●「MAKOOT THE MOVIES#03 みかん屋さん」やまときょうこ(0'37"/人形コマ撮り/2012年)
    なんかみかんがたべたいんだけどー。

    ●「楽しや汽車の旅」犬子動画舎(6'47"/手描き&CG/2004)
    名古屋の音楽家Ettのアルバム曲より製作。
    時間と道を越え、中年男が見たものは…。


    ★MAKOOT THE MOVIES
    大阪市にある「アトリエコーナス」のアーティスト・大川誠さんが羊毛で作った、ちょっと不思議なかわいい人形「マクート」。そのPRで制作した短編アニメーション集(全9篇)。
    クリエイティブスタジオ Rissi Inc. からお話しをいただき、人形のかわいさに惚れ込んだanimation soupメンバーがあれこれ苦心して作り上げました。
    Prproduce: GAKU OGAKI (RISSI INC.)
    Doll creation: MAKOTO OKAWA (Atelier Corners)

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    program C
    「animation soup meets SEIAN 3」5作品/約15分
    鳥取をモチーフにした短編集「おっとっとっとり」より、5作品を上映。
    ここは滋賀ですが、どうぞ鳥取に想いを馳せながらご覧ください。

    ●「魚拓」SUPER PHOENIX(2'52"/魚拓/2012年)
    実際の魚(蟹、貝、烏賊、海老)に墨をぬり、何枚も魚拓をとり合成技術などを使って、海の中を表現。
    特に何かが起こるわけではないですが、海の中の生物たちの「生物として特異な所」「かわいさ」「バカっぽく見える部分」が伝わればいいな。

    ●「とととと」やまときょうこ(1'08"/ちぎり絵/2012年)
    とっとりから連想した「と」という文字をテーマにしたアニメーション。
    こどもに「と」がつくものをたずねたら、こんなんでした。

    ●「流るる風に押され行き海に出る」ヨシムラエリ(1'20"/影絵/2012年)
    鳥取出身の俳人、尾崎放哉の一句より。鳥取にまつわる有名なキャラクターも登場!

    ●「なしのこたろう」永田ナヲミ(2'12"/砂、切り絵/2012年)
    梨からうまれた、なしのこたろう。風にふかれてどこ行くの?
    うた:中山双葉「な・なしたろう」

    ●「ない」浅野千里(4'10"/手描き、切り絵/2012年)
    大事なものがなくなっていた。
    探しているうちに鳥取のある名所に・・・。
    今でも探し物はそこに行くと見つかる、という伝説があるとかないとか・・・・?

    ☆おっとっとっとり
    鳥取をモチーフにしたオムニバスの短編アニメーション集。
    制作:animation soup、企画:よなご映像フェスティバル。
    鳥取のよなご映像フェスティバルから「鳥取にちなんだアニメーションを作ってみませんか?」との依頼があり、鳥取出身だったり、鳥取好きだったり、鳥取に何かしらの縁を感じるanimation soupメンバーが鳥取に想いを馳せながら作りました。地元・鳥取での上映を皮切りに、愛知、大阪など、ちゃくちゃくと各地での上映をおこなっており、鳥取の宣伝に一役買っています。



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    作家紹介|artists
    animation soup (アニメーション・スープ)
    とにかく楽しいアニメーション上映会を!という思いで2000年関西で結成されたアニメーション上映企画団体。
    様々な素材で作られたアニメーションを、美味しく召し上がっていただきたいというコンセプトから、アニメーションスープと命名。上映会にミュージシャンなどのゲスト出演者を招いたり、倉庫、古民家、旅館の大広間、お寺、カフェ、電車など、一風変わった場所で開催することも多々。
    縁のある作家さんにも上映作品を提供いただきつつ、現在は約10名のアニメーション作家の手で不定期に上映会をおこなっています。
    http://www.animationsoup.com/

    日野馨
    成安造形短期大学、グラフィックデザイン科 映像コースにてアニメーションを学ぶ。自主にて、鉛筆、パステル、クレヨンなどを使い、絵本の様な短編の手描きコマ撮りアニメーションを制作している。書を学び、只今、墨を使ったアニメーションを制作中。animation soup発起人の1人。

    永田ナヲミ
    成安造形短期大学卒業。鳥取に生まれ育ち、現在は京都在住。
    グラフィックデザインの仕事をするかたわら、切り絵や砂を使ったコマ撮りアニメーションで、ミュージックビデオや個人作品を制作しています。2002年より、animation soupの活動に参加。

    清家美佳
    1975年大阪府生まれ。大阪府在住。卒業後数年経った2001年頃からアニメーション作品の発表を開始。
    「蛾鑑」の他に「蛾のいるところ」(2001)、「二層の葛」(2004)、「釣り草」(2006/オムニバスアニメーション『TOKYO LOOP』に収録)などを制作。日本をはじめ、オランダ、カナダ、韓国などの映画祭で上映される。

    ヨシムラエリ
    つぎはぎ家。成安造形短期大学卒業。
    町中にあふれる印刷物をつなぎ合わせた‘つぎはぎ’で主に制作する他、最近では影絵作品にも挑戦。
    2000年同志とanimation soupを立ち上げ、国内外問わず精力的に活動中。

    やまときょうこ
    よれよれとした線でアニメーションやイラスト作品を発表。
    主にクレパスや鉛筆、おりがみをちぎって、日常を独自のスピードへ変換。
    2000年に友人らとanimation soupを立ち上げ、過去多数上映イベントを開催し活動中。

    田口美早紀
    静岡県浜北市出身。大阪府大阪市在住。
    気まぐれに、 おたぐち という名前でも活動。
    かるく二度見してもらえるような、不器用だけど愛あるものができたらいいなと思いながらアニメーションやイラストを描いたりしています。animation soupスタッフ。

    華廣純子
    大阪芸術大学付属大阪美術専門学校 映像学科卒。
    色鉛筆や水彩、筆ペン等で手描きのアニメーション・イラストレーションを制作。手芸・音楽・食べるの大好き。animation soupスタッフ。

    FT=man(タダ一馬)
    各地をゆっくり旅しながら、日々音採集をしている。環境音・効果音・サウンドスケープを主として活動。様々なアーティストと共に作品をつくることを生きがいに。animation soupスタッフ。

    ウエマリイン
    大阪芸術大学映像学科実験映像コース卒業。
    アニメーションを作ったり、映像にまつわるお仕事をいろいろとしています。
    abstract film嗜好。animation soupスタッフ。

    犬子動画舎
    絵本「おかめ列車」が好評の挿絵画家「いぬんこ」を中心に、アーティスト「チャンキー松本」が脚本、animation soupのスタッフ「ハセガワマサハル」が動画を担当するチーム。代表作は名古屋のミュージシャン「Ett」の楽曲をアニメにした「楽しや汽車の旅」。

    SUPER PHOENIX
    渡辺亮介、増田肇、井上和樹による映像制作ユニット。
    テレビCMからキャラクーアニメなど、幅広くお仕事の場で活動中。
    うち渡辺亮介は映像作家として活動もしており、今回の作品も彼の自主制作である。

    浅野千里
    嵯峨美術短期大学で銅版画を学ぶ。
    絵画・版画・人形・影絵劇・パフォーマンス・アニメーションなど様々な作品を発表しています。