Home > Archive > 6. 葛川明王院の太鼓まわし
@ギャラリーアートサイト
撮影:寿福 滋
「太鼓まわし」は、大津市坊村に位置する葛川明王院の本堂で、毎年7月18日に行われます。この日は、比叡山回峰行者の一行が、夏安居(げあんご)と呼ばれる明王院参籠の8日目にあたり、葛川地区の氏神である地主神社(明王院に隣接する)の例大祭の日となっています。日が落ちると、地主神社の氏子たちは各集落から大高張提灯を掲げて集まり、伊勢音頭を歌いながら、ゆっくりと時間をかけて参道を進み、本殿前に提灯を並べて献灯します。その後、明王院本堂 にて「太鼓まわし」が行われます。 展示では、デザイナー/アーティストである外山央氏が、暗闇でおこなわれた「太鼓まわし」を音と光で編集し、サウンド・インスタレーションとし表現し展示しています。 監修:加藤賢治(近江学研究所副所長) 、石川 亮(近江学研究所研究員) 協力:比叡山延暦寺、葛川民芸保存会(大津市葛川坊村) プログラミング:真下武久(メディアデザイン領域講師) 展示協力:真邊崇行(メディアデザイン領域アシスタント)
撮影:寿福 滋