コンスタンティン・ブランクーシ《空間の鳥》1926(1982)年 滋賀県立近代美術館所蔵© Succession Brancusi - All rights reserved (Adagp) 2017
カール・アンドレ《Zinc-Zinc Plain》1969年 滋賀県立近代美術館所蔵 © Carl Andre / VAGA, N.Y. & JASPAR, Tokyo, 2017 E21824
セクション3 では、素材感を生かしつつ周囲の空間を取り込んでいくモダンアートの立体作品群を展示し、素材と色彩と環境の関係について考えます。
またブランクーシ作《空間の鳥》の彫刻台座をびわ湖材(滋賀県産の木材)で創作し展示するほか、参加型のプログラムも行います。
制作協力:大滝山林組合(多賀町)、田辺木材工業㈱(長浜市)、㈲大森大工(長浜市)、㈱ダイエツ(甲賀市)、滋賀木材青年経営者協議会、谷一木材㈱滋賀事業部長浜工場、島村葭商店(高島市)
主な出品作家
コンスタンティン・ブランクーシ、ドナルド・ジャド、カール・アンドレ
など(順不同)
[関連ワークショップ]
ブランクーシの「無限柱」を彫る!
本展で出品するコンスタンティン・ブランクーシの彫刻作品「空間の鳥」のコンセプトにつながる大作「無限柱」の制作に挑戦します。
滋賀県産材である「びわ湖材」を材料として実際にノミと木づちを使用して制作します。木材の匂いや大きさ、重さを感じながらノミで彫り刻んでいきます。
形を作り進めながら物質の存在を感じ「ブランクーシの思い」に近づいて行きます。
場所:セクション3展示室前の軒下
日時:期間中逐次
所要時間:15分~ 30分程度
担当:石川 亮(成安造形大学教員)
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ルウィットの「ウォールドローイング」を描く!
出品作家のブランクーシ、ジャド、アンドレと共に、ソル・ルウィットも20世紀を代表する彫刻家です。
ルウィットは様々な場所でグリッド(格子)によるマトリックスの生成をテーマとした作品を制作しています。
またその考え方を直接壁に示すウォールドローイングを展開しています。
そのドローイングに挑みます。只々ルールに基づきながら線を引く。
機械的におこなうことによって構造主義の観念を体現します。
場所:セクション3展示室入り口入ってすぐ右側の壁に描きます
日時:期間中逐次
所要時間:20分~ 60分程度
担当:石川 亮(成安造形大学教員)