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    cutting / weaving

    2012年5月20日(日)-6月17日(日)12:00-18:00
    会期中無休 入場無料

    左:亀井麻里《食卓の抜け殻》mother water, 2009/右:松村綾子《take off one’s clothes》2012

    概要

    「切る」と「織る」、異なる手法の現在進行形が、ひとつの空間で出会います。「切る」は、亀井麻里の、紙コップや紙皿、紙パックなど、身近にあるものを、あっという間に姿を変えアート作品にするカットワークの手技の妙。今回は植物が生い茂るように、ギャラリーを埋め尽くすインスタレーションと映像、公開制作で見せます。さらには来場者によるカットワークの数々も加え、作品は日々増殖していくことになります。「織る」は、松村綾子のタペストリー公開制作。タペストリーとは、織物による壁面装飾であり、絵画的表現でもあります。通常の絵画制作と異なり、レンガを積み上げるように下から順に緯糸(よこいと)を織り込んで行く、気の遠くなりそうな日々の単純作業の繰り返しによって成されます。今回はアトリエをギャラリーに移し、制作行程の一部始終を公開します。はたして会期中に完成できるのか?来場者とともに注目していきます。

    企画:空間デザイン領域 テキスタイルアートコース教員 田辺由子

    関連イベント

    <イベント1>
    亀井麻里ワークショップ「カットワーク体験」
    身近にあるものを切ってオブジェをつくります。紙コップやプラスチックのお皿、お菓子の箱…。ハサミで切れるものなら何でも材料に。作家が出したルールに従って切ってもらいます。決められたルールの中で生まれるオリジナリティを発見するゲーム感覚で楽しむ即興制作です。つくったものは持ち帰ることもできます。
    日時:6月10日(日)、6月16日(土) 各日13:00-16:00(どの時間からでも自由に参加できます)
    会場:ギャラリーフォレスト
    参加無料・予約不要
    準備物:なし(もし作品にしてみたい身近なもの(はさみで切れるもの)があればお持ちください)

    <イベント2>
    公開制作
    [亀井]:5月24日(木)、28日(月)、6月7日(木)、8日(金)、10日(日)、16日(土)、17日(日) 12:00-18:00
    [松村]:会期中の火、木-土 12:00-18:00/月、水、日 12:00-14:00

    出品者プロフィール

    亀井麻里 Mari Kamei
    本学空間デザイン領域テキスタイルアートコースのティーチングアシスタント。京都市立芸術大学大学院美術研究科工芸専攻染織修士課程修了。主な展覧会は「ワダエミの衣装世界Kyoto and beyond 1985 to 2005」(2005,梅窓院・祖師堂ホール、東京/案内人衣装テキスタイルデザイン)、「京都府美術工芸新鋭選抜展」(2007,京都文化博物館、京都)、「河原林美知子+ART UNIT」(2007,ワコール銀座アートスペース、東京)、「CRIA」(2009,京都芸術センター、京都)、「TEXTILE MEETING」(2009,元・立誠小学校、京都)、「4th RIGA INTERNATIONAL TEXTILE AND FIBRE ART TRIENNIAL」(2010,リガ、ラトビア)、「7e Triennale internationale du papier」(2011,シャルメ、スイス)。Troisième prix, 7e Triennale internationale du papier受賞(2011,シャルメ、スイス)。

    松村綾子 Ayako Matsumura
    本学空間デザイン領域 テキスタイルアートコースの4年生。