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2013.06.15

6/15 E-motion「情動伝染の公開実験」を行いました。

6/15(土)、森公一・二瓶晃・真下武久「E-motion」関連企画「情動伝染の公開実験」を行いました。



「E-motion」は、人の「情動」をテーマにした作品。
通常の展示では、喜怒哀楽(=情動)を表現した俳優の映像を観て、どの感情にどのくらい鑑賞者が共感するかを脳波信号で測定しますが、公開実験では、この日限りのさまざまなプログラムで、制作メンバーの1人である森公一さんの解説とともに、脳波と情動の関係を探りました。



手始めに、参加者の一人に通常版で鑑賞し、この作品の仕組みを解説します。



次は、通常版の映像に出演した俳優さん自身に、自分の映像を観て、なるべく共感するように意識してもらいながら鑑賞してもらいました。
通常では、映像との共感は断続的になることが多いですが、さすが俳優さん、途切れずに長く続いていました。制作メンバーも見たことがないそうで、驚きの結果となりました。



引き続き俳優さんには被験者になってもらい、今度は、怒った表情、悲しい表情の代わりに、最初に「怒り」「きわめて強い悲しみ」などの言葉を表示させてから、演技している映像を見せます。言葉だけで情動は喚起させられるか?の実験。
やはりなかなか難しかったようです。少し考えてしまったり、すぐ反応できないとのこと。



次は、怒っている場面、幸せそうな場面など、映画のワンシーンを次々に流すとどうなるか?
男性、女性お一人ずつ体験していただきましたが、双方とも、怒りの感情に最も強く共感されていました。
怒りのシーンは、女性が怒って、ゴミバケツをぶちまけたり石を窓ガラスに投げつけたり、と、女性の叫びやガシャーン!という音が特徴的でした。通常版の映像でも俳優さんが悲しみの叫びをあげたりしているのですが、映像とともに音が感情を喚起するのに大きく影響しているようです。

それぞれの実験で興味深い結果があらわれ、有意義な公開実験になりました。
この実験を通して、人の情動とは、その複雑さについて、少し考えてもらうきっかけになれば、とのこと。

三氏による脳神経科学×メディアアートの試みは今後も続いていくそうです。
今後の活動もお楽しみに。
  • 現在開催中の展覧会はございません。

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