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    生きることと描くことー中島涼介の世界

    2012年5月20日(日)-6月17日(日)12:00-18:00
    会期中無休 入場無料

    中島涼介作品(紙にボールペン)

    概要

    障害のある人の表現活動を一般のアーティスト作品とともに並列で展示を行う、近江八幡のボーダレス・アートミュージアムNO-MAとの恊働企画として、中島涼介の作品を紹介する。
    彼の作品は極めて単純。紙とボールペンほか絵の具。生きていることの証として描き続ける。あるいは描くことで生きていることを確認しているように感じられる。そこに現れる表現は美術の常識を超越し、中島だけの世界が無限に広がり、圧倒的な迫力をもって観る者に迫ってくる。
    企画:総合領域 教員 辻喜代治

    出品者プロフィール

    中島涼介 Ryosuke Nakajima
    1983年生まれ、群馬県在住。彼は、小さな漢字の連続で一枚の紙を埋めていく。以前は人物をメインで描き、余白部分に文字を入れていたようだが、次第に関心が人物から文字へと移行していった。強くボールペンを握り、紙が破れるほど高い筆圧で形を刻んでいく。形態の複雑さを求める余り、独自の難解な漢字をもつくり出してしまう。彼は、常に紙を2、3枚持ち歩き、合間を見つけては形を刻み続けている。
    [横井悠(ボーダレス・アートミュージアム NO-MA)]