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2016 秋の芸術月間 セイアンアーツアテンション VOL.8
MUSUBU SHIGA 空想 MUSEUM 2016
-近江のかたちを明日につなぐ-



「山、岩、樹、水、湖」

「日本遺産滋賀・びわ湖」をベースとした今回のリサーチは、今まで
知らなかった周辺状況を明らかにしてくれた。現在まで受け継がれてきた
滋賀の遺産は、ここに選ばれる以前から生活の隅々へと浸透し
「近江のこころ」となっている。その場所が築かれるもっともっと
以前から、近江の山や岩、そして水が人々を寄せ、そこへの生活と信仰を
見事に根付かせたのだ。そして現在、私達は今を生き、目の前に存在する
先人からのメッセージを様々な形で受け継いでいるはずなのだ。
失われず、生き残った「唯一」の意味を知り、次へ次へと引き継ぐ為の
準備としよう。私達は現在を生きる行者のごとく、念じ、身体へと
引き寄せ、時代の中の違った視点の持ち主として、見えなかったモノを
明らかに映し出してみよう。現在を生きる表現者として。



服部 滋樹(滋賀県ブランディングディレクター)





昨年、「結(ユイ)」という滋賀県内の集落で大切に受け継がれてきた慣習や思想をテーマとし開催した展覧会を引き継ぎ、今年は、セイアンアーツアテンション VOL.8「MUSUBU SHIGA 空想MUSEUM2016 -近江のかたちを明日につなぐ-」と題して開催いたします。
今回の展覧会は「みえない遺産」をテーマとし、滋賀県ブランディングディレクター服部滋樹氏監修のもと、成安造形大学の附属近江学研究所が積み重ねてきた研究成果や、地域連携推進センターの連携事業を中心として、滋賀県の隠れた潜在力を未来へ繋がるカタチとして発信します。
滋賀県には世界遺産である比叡山延暦寺があり、千日回峰行などの難行で知られますが、これらの行には「祈り」と共に湧水や滝、琵琶湖など必ず神聖なる「水」が重要な要素として登場します。これらのことは、人と山川草木が一体化するという思想を具現化しているようにも見えます。また、本学学生たちが日本遺産滋賀・びわ湖に選定された県内各所をリサーチし、学生たちの目で見た「日本遺産滋賀・びわ湖」を、彼らなりの手法で再編集し、それらを広く発信するためのポスター作品を展示する他、滋賀県立栗東高校美術科ビジュアルデザイン専攻する高校生がリサーチしポスターにした作品など展示いたします。
その他、大津市坂本の伝統的な石積みで知られる穴太衆積をモチーフとした写真作品や、「湖と、陸と、人々と。MUSUBU SHIGA」のリサーチの中で見つかった滋賀県の魅力あるさまざまな商品の展示や販売など、人間と自然が一体となる瞬間に注目し、様々な滋賀の「みえない遺産」を新しい視点で提示する展覧会を開催いたします。

成安造形大学【キャンパスが美術館】



*セイアンアーツアテンションは、成安造形大学が運営する「キャンパスが美術館」のメイン企画として、全てのギャラリーや学内各所を舞台に開催する総合芸術祭で、今回で9回目となります。

2016秋の芸術月間セイアンアーツアテンション VOL.8 
「MUSUBU SHIGA 空想 MUSEUM 2016 -近江のかたちを明日につなぐ-」

会  期|2016 年10月22日[土]–11月27日[日]  
休  館|11月10日[木]、26日[土]
時  間|12:00–18:00 入場無料
会  場|成安造形大学【キャンパスが美術館】
主  催|成安造形大学【キャンパスが美術館】、滋賀県
共  催|湖と、陸と、人々と。MUSUBU SHIGA (滋賀・びわ湖ブランドネットワーク)
展示監修|服部滋樹(滋賀県ブランディングディレクター)
助  成|平成28年度 滋賀県地域の元気創造・暮らしアート事業(「美の滋賀」創造事業)、
     平成28年度 文化庁 文化芸術による地域活性化・国際発信推進事業
後  援|滋賀県教育委員会、大津市、大津市教育委員会、文化・経済フォーラム滋賀、
     日本遺産「水の文化」ツーリズム推進協議会
出品作家・展示協力他|
     アインズ株式会社、魚治・湖里庵 、伊崎寺、加納俊輔、葛川民芸保存会、葛川明王院、
     カフェテリア「結」紀伊國屋、暮らすひと 暮らすところ、graf、COMMUNE、
     THEATRE PRODUCTS、滋賀県立栗東高校美術科ビジュアルデザイン専攻、
     神保真珠商店、寿福 滋、翠緯 泰、成安造形大学地域連携推進センター、
     成安造形大学附属近江学研究所、立花常雄、辻 明生、外山 央、中川木工芸比良工房、
     NOTA&design、西久松吉雄、日吉大社、有限会社 成子紙工房、有限会社 ヤマタツ陶業、
     養覚瓦店、栗東芸術文化会館さきら、和ろうそく大與  and more….



服部 滋樹(滋賀県ブランディングディレクター)

graf 代表、クリエイティブディレクター、デザイナー。
美大で彫刻を学んだ後、インテリアショップ、デザイン会社勤務を経て、1998 年にインテリアショップで出会った友人たちとgraf を立ち上げました。建築、インテリアなどに関わるデザインや、ブランディングディレクションなどを手掛け、近年では地域再生などの社会活動にもその能力を発揮しています。
www.graf-d3.com

湖と、陸と、人々と。MUSUBU SHIGA

滋賀県に培われてきた魅力をより県外へ、世界へと発信しブランド力を高めていく為に発足されたプロジェクト。本プロジェクトのブランディングディレクターとして、graf 代表の服部滋樹氏が就任。ソーシャルデザインの視点から、滋賀県の魅力ある「ヒト・コト・モノ」を発見し、むすびあわせながら滋賀県の“これから” をみなさんと考えます。
www.musubu-shiga.jp

成安造形大学 附属近江学研究所

近江の文化・風土と、芸術の持つ創造精神を結びつけ、新たな可能性を探求する研究機関です。地域に根づく文化・風土の調査研究など、多岐にわたり活動しています。研究者、作家、職人、クリエイターの公開講座や展覧会、デザイン性を重視しながら近江文化を多角的に捉える「文化誌『近江学』」の発刊、近江学フォーラム運営など社会に近江の魅力を発信しています。

www.seian.ac.jp/omi

成安造形大学 地域連携推進センター

「芸術による社会への貢献」という大学の基本理念を具現化するため、地域と学生、教員を結び、ポスターやチラシ、看板制作からまちづくりなどの地域活性化事業に至るまで、ものづくりをもとにした地域連携活動を行っています。滋賀県芸術劇場びわ湖ホールとのオペラ舞台装置制作連携事業など産官学連携事業に積極的に取り組み、似顔絵イベント等含めると連携事業は年間約70件に及びます。





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