成安クリエイター合宿2019
アートやデザインの分野でクリエイターを目指す高校生を対象にした夏合宿を開催しました。今回のテーマは「空間をデザインする」です。15名の参加者はTシャツデザインやコンセントランプ制作、クリエイターズ・トークを通して、空間や身体のデザインについて考えたり、芸術で社会を生き抜くために必要な事などについて学びました。
1日目のTシャツデザインのワークショップ。四大元素をイメージした布片を制作し、デザインを膨らませていきます。
「思いついたアイデアをどんどん試そう」と講師の田中秀彦からアドバイス。
自身がイメージしたデザインを白い布を使って模索していきます。
作品鑑賞会ではモデルさんにお越しいただき、制作したTシャツを着てランウェイを歩いてもらいました！
モデルさんの歩き方で服の見え方が変わって見えることが新鮮な体験でした。
大学から移動し宿舎へ。夕食はBBQ！
夕食後はクリエイターズ・トーク。本学卒業生でもある、前嶋章吾さん、松本直也さんにお越しいただき、大学時代の作品や現在のお仕事、クリエイターを志したきっかけなどをお話しいただきました。
2日目のワークショプは紙でつくるコンセントランプ制作を行いました。
紙からどんな表情が生まれるでしょうか？紙に切り込みを入れたり、穴を開けたり、紙を重ねたりして探っていきます。
作品講評。光と影の様々な効果をうまくデザインに生かした様々なランプが完成しました。
最後はみんなでスイカ割り！
今回の合宿に参加してみて、「少し見方を変えるだけでものの印象って変わるんだと思った」「自分の可能性が広がった」「人とのつながりの大切さを感じた」など自分の視点が広がったという感想が多かったように思います。また、「空間もデザインも人につながっている」「デザインについて改めて考えるきっかけになった」「平面では感じられない迫力がある」など、各々が空間をデザインする魅力について考えるきっかけを生んだ2日間になったと思います。
—概要—
日時：2019年8月24日（土）〜25日（日） 1泊2日
参加者：15名
参加費：5000円
会場：実習／成安造形大学 宿泊／ビューロッジ琵琶
スケジュール：
1日目（8月24日）
12:00 オリエンテーション
12:15 ワークショップ1
17:00 ホテルへ移動
18:30 夕食
20:00 クリエイターズ・トーク
2日目（8月25日）
7:30 起床、朝食
8:30 大学へ移動
9:00 ワークショップ2
12:00 昼食
12:40 作品展示・合評・まとめ
14:30 終了
ワークショップ：「空間をデザインする」
空間デザインは、衣服・雑貨・テキスタイル・家具・インテリア・住宅など、生活を取り巻くあらゆるものに関わっています。そのような私たちのまわりにある「空間」を布や紙などの身近な素材でデザインするワークショップです。
ワークショップ1
身体をデザインする「Tシャツデザイン 白の立体コラージュ」
白色の布や端切れ等を、白いTシャツにグルーガンを使って コラージュします。色の表現でなく、布という素材の特性を活かして、着る人とまわりの空間をデザインしましょう。
講師：田中秀彦
ワークショップ2
光をデザインする「紙でつくるコンセントランプ」
紙素材に様々な加工をしてランプシェードをつくります。 観察と試行錯誤を繰り返すことで光と影の様々な効果を 発見しデザインします。光と影で空間をデザインしましょう。
講師：石川泰史
クリエイターズ・トーク：「空間デザインするおもしろさ」
本学卒業生のクリエイター２名をゲストに迎え、講演と座談会を行います。作品の成り立ちや、大学時代のこと、現在の活動などについてお話しを聞きながら、クリエイターとして生きるために必要なチカラについて考えます。
ゲスト：前嶋章吾（ファッションデザインクラス卒業） 松本直也（住環境デザインクラス卒業）
主催：成安造形大学 教育連携推進センター