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教育連携推進センター

医療法人藤樹会 花きりん 職員対象研究会を開催

2020.06.18

6月15日(月)、医療法人藤樹会 花きりんで事業所にて職員研修会を行いました。
この研修会を開催するきっかけは、事業所に美術に興味がある方が入所してこられたそうですが、これまで美術系の活動をほとんどしていなかったので活動内容を一緒に考えてほしいというご依頼からでした。

相談の結果、まず職員の方に本学のファウンデーション実習でも行っている「めんぼうによる立体」「イラストスケッチ」を体験していただき、指導方法を模索することになりました。

「めんぼうによる立体」は、トラス構造をヒントに、最小限の部材で効率のよい構造物をつくるというものです。トラス構造という”ルール”によって造形するため、手を動かしていくと、どんどん大きな構造体になります。「大きくなるほと見え方も広がり、面白い」「勝手に形ができていく感じ」と、ほとんど立体造形をされていない方でも手軽に立体造形の面白さを実感していただけたと思います。

「イラストスケッチ」は日用品等のものの特徴を、様々な画材で表現してみるものです。画材もシールやハンコなど、画材?というものを使うので、どのように使用するか、自然に個人差が出てきます。「画材の使い方が面白い!」「自然にその人の視点が表現されている」などの感想が出ていました。

終了後の振り返りでは、「めんぼうによる立体、イラストスケッチともに、技術習得というよりも他の参加者の発想から自分にはない視点を見出し、自分の見地を広げるので、それを入所者に体験させたい」「他の人の作品のよい部分を探し、コミュニケーションできるのもよい活動である」などのご意見が出ていました。
今後はこの2つの内容をベースとし、入所されている方にも体験してもらえるプログラムを協働で構築し、実施する予定です。

<医療法人藤樹会 花きりん 職員対象研究会>
日時:令和2年6月15日(月)13:00ー16:00
内容:「綿棒による立体」「イラストスケッチ」
研修場所:医療法人藤樹会 花きりん
参加者:事業所職員 2名
大学担当:藤井俊治(共通教育センター助教)

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