教育連携推進センター
豊郷町立愛里保育園にて教員研修会を実施
2021.12.09
11月5日(金)、本学教員が豊郷町立愛里保育園の教員研修会に講師として参加しました。
講演内容は美術・造形の価値意味について考え、保育士が乳幼児期に大切にしていきたいことを学ぶというものです。なぜこの表現が評価されるの?抽象的表現の見方は?などを美術の歴史や表現をみながら考えてもらいました。
講演の後はグループに分かれ、講師が選出した作品を鑑賞した感想をブレインストーミングし、発表してもらいました。
作者が描くときに考えていたこと、表現方法、見た人の視点、色についてなど、グループも作品や作者を深くまで読み取ろうとする動きがみられ、多様な意見が出てきたことがよかったと思います。
講演後のアンケートからは、
「今まで表現に自信がなかったが、人それぞれで良いのだと感じた」
「子どもと絵を描くときは一緒に楽しもうと思った」
「子ども一人一人の感性を大切にしたい」
「決められた視点で絵をみるのではなく、いろんな方向性から見る大切さがわかった」
「絵をみることは難しいが、面白くも思えた」
「グループで意見を出す場があったことで、堅くならずに楽観的にみてみることも大事だと思った」
「(子どもに)うまく描かせようとしなくていい。その子の内面の表現をありのまま受け止め、認めていきたい」
「何を描いたの?」ではなく、「どんな気持ちだったの?」と聞き方をかえるだけで、表現がかわる」
「制作活動の時に使う物等(材料)の幅を広げていきたい」
といった意見が寄せられました。
参加された先生方が今日の時間の中で感じたことをきっかけに、今後に繋がっていけばと思います。
ー
豊郷町立愛里保育園 教員研修会
日時:2021年11月5日(金)
場所:豊郷町立愛里保育園
担当:藤井俊治(共通教育センター 助教)