仰木の里東小学校にてソーシャルデザイン実習を実施
7月16日(火)に仰木の里東小学校にて、情報デザイン領域3年生によるソーシャルデザイン実習を行いました。
ソーシャルデザイン実習は、情報デザイン領域3年生が履修する実習科目で、
誰も取り残さない包摂的な社会の実現のためにデザインで貢献できることを考え、実践する授業です。
毎年カードゲームやボードゲームの制作に取り組んでいます。
今回は、社会を構成している人たちに着目し、学生たちが多様な人への取材などを通して、
有名無名、障害の有る無しに関わらず、ひとりひとりが社会の中で役割を持っているということについて考察し、
それをゲームの企画やカード・ボードのデザインへ落とし込みました。
そして実際に小学生に体験してもらうため、仰木の里東小学校の6年生とゲームを行いました。
ゲームという親しみやすいツールが、小学生にとって“社会の中での人の役割”について考えるきっかけになれたかを検証します。
小学生にもわかりやすく伝わる言葉や概念で作られているか、テーマを身近に感じてもらえるかなどについては、
学生の構想だけではどうしても想像で終わってしまうため、小学生のリアルな反応はとても貴重です。
今回の実習で得た気づきを踏まえ、学生たちは、デザインをする上で大事なことは何か、小学生たちとよい対話ができたのか、
そして議論・制作・実践を通して、社会へのまなざしについて、
自分にどのような気づきや変容があったのかについて合評で発表します。
例年、実際に小学生のみなさんにゲームに取り組んでいただき、考察を行っています。
2020 年 大阪市立鯰江小学校 5 年生(12 月)
2021 年 大阪市立鯰江小学校 6 年生(7 月)、近江八幡市不登校支援団体 Since にて 1 年生~6 年生(12 月)
2022 年 枚方市立樟葉北小学校 6 年生(7 月)、大津市立仰木の里小学校(12 月)
2023 年 大津市立仰木の里東小学校(7 月)、大津市立仰木の里東小学校(12 月)
以前の取り組みは下記にまとめています。
https://note.com/k_namimoto/n/n2246b83969f4(内容と写真は関係施設へ事前確認のうえ、公開の許可を得ています)
━
仰木の里東小学校 ソーシャルデザイン実習
日時:2024年7月16日(火)8:45-9:30、9:35-10:20
場所:仰木の里東小学校
担当:浪本浩一 非常勤講師
参加学生:情報デザイン領域3年生 18名