【SEIANドリームプロジェクト】開催中！令和5年度 採択テーマ成果発表展紹介①
成安造形大学【キャンパスが美術館】で開催中の『SELECTION 卒業制作展 2024』において、
「SEIANドリームプロジェクト（学生特別研究助成金）」の成果発表展を行っています。
「SEIANドリームプロジェクト」は令和3年度から始まった本学独自の助成金制度です。
（※令和6年度の募集案内はこちら）
研究活動の活性化を目指して、本学の学生から研究・制作テーマを募集し、
採択されたテーマには総額100万円の研究・制作資金の助成支援を行うとともに、
相談や指導をはじめ、各種外部団体やスポンサー企業とのマッチングなどの活動支援を行っています。
3年目である令和5年度は、「プロジェクト型」「作品制作型」の募集カテゴリーを新設。
学生個人や学生グループから2o件の応募があり、
審査の末、6件(プロジェクト型3件、作品制作型3件)の研究・制作テーマを採択し支援を行いました。
現在、バスストップギャラリー、スパイラルギャラリー1-2階の2会場にて、
採択テーマの活動報告パネル、および成果作品を展示しております。
今回は成果展示から、プロジェクト型の採択テーマについてご紹介します。
《まちか堂プロジェクト リンクワーカーとしてのまちの居場所研究》
地域実践領域クリエイティブ・スタディーズコース4年 平良珠朱
写真：守屋友樹
スパイラルギャラリー1階にて展示中の平良珠朱さんによる成果発表です。
まちに新たな居場所を作るため開設した私設図書館「まちか堂」。
社会的孤立、孤独といった課題に地域資源を用いてアプローチする「社会的処方」に着目し、
困った時に相談できる人がいる場所、ふらっと立ち寄れる場所を目指して運営されています。
本展では、利用者どうしの交流を生むための工夫や、日々を記録した日誌といった活動成果をご覧いただけます。
《リノベーションの施工とオリジナル土壁の研究》
空間デザイン領域住環境デザインコース3年 田中芳明
写真：守屋友樹
スパイラルギャラリー1階にて展示中の田中芳明さんによる成果発表です。
完全なサービスと化してしまった近年の住宅建築の実態に課題を感じたことから、
当事者である施主が家づくりに参画する本来の建築の形を取り戻すため、
既存住宅のリノベーションを実践しました。
さらに、琵琶湖周辺で採取できる植物を素材にした土壁の研究にも取り組みました。
本展では何度も検証が繰り返された土壁のモックアップや、
リノベーションの過程を写真等で展示されています。
《てんてこのんきのすすめ 農的暮らしの学びから、来るべき生活のあり方へ》
地域実践領域クリエイティブ・スタディーズコース4年 佐々木良緒
写真：守屋友樹
バスストップギャラリーにて展示中の佐々木良緒さんによる成果発表です。
佐々木さんの作品は同時開催中のSELECTION 卒業制作展にも選出されています。
自然とともに自分たちの力で生きる農的暮らしを「てんてこのんき」と表現し、
その暮らしや生き方、持続性について考えた作品です。
本展では、「てんてこのんき」を体験してもらうワークショッププログラムの企画・実践の成果もご覧いただけます。
本学にお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
別会場では卒業制作展から選抜された作品も展示されていますので、そちらも併せてお楽しみください。
『SELECTION 卒業制作展 2024』開催概要
2023年度の卒業制作作品から、6領域21コースごとに選抜された作品を、成安造形大学【キャンパスが美術館】で再構成して展示いたします。
キャンパス内に点在するギャラリースペースにて、彼／彼女らが過ごした学生生活の雰囲気を感じつつ、ゆっくりとご覧いただければ幸いです。
本展では「SEIANドリームプロジェクト(学生特別研究助成金)」採択テーマの成果発表も合わせて行います。
会期｜2024年4月1日［月］—4月27日［土］
時間｜11:00—17:00
休館｜日・月休館 ※ ただし、4月1日［月］と4月21日［日］は開館
WEB｜https://artcenter.seian.ac.jp/exhibition/6904/
※詳細は、【キャンパスが美術館】のウェブサイトをご確認ください。