高島市立湖西中学校で「市民協働のまちづくり」に関する特別授業を実施しました
2024年9月25日、成安造形大学 未来社会デザイン共創機構は、高島市立湖西中学校にて、
約80名の3年生を対象に「市民協働のまちづくり」をテーマとした特別授業を実施しました。
本授業は、高島市市民協働課からの依頼に基づき、
「第2次 高島市市民協働のまちづくり推進指針」の改訂に伴い、次世代を担う子どもや若者を中心に、
市民が協働のまちづくりに参画できるきっかけを作るための取り組みの一環です。
授業の概要
高島市市民協働課は、改訂された推進指針を広く市民に理解してもらい、
協働のまちづくりに関心を持ってもらうため、啓発冊子の作成を進めています。
成安造形大学の教員と学生チームがこの冊子のグラフィック制作を担当しており、
行政計画をわかりやすく、多くの人に届けるための工夫を凝らしています。
今回の特別授業では、グラフィックを制作している学生2名も授業に参加し、
制作したグラフィックが実際にどのように子どもたちに伝わりやすいかを直接観察する機会となりました。
この経験を通じて、より効果的なビジュアルコミュニケーションの実現に役立つ知見を得ることができました。
授業スケジュール
- 3限目(10:45-11:35)
成安造形大学 未来社会デザイン共創機構の田口真太郎が担当し、「第2次 高島市市民協働のまちづくり推進指針」についての説明を行いました。田口は、グラフィックを活用しながら、市民協働の意義や市民と行政、企業が協力して地域を良くしていく方法についてわかりやすく解説しました。
- 4限目(11:45-12:35)
3クラスに分かれてのグループワークでは、2クラスで成安造形大学 未来社会デザイン共創機構が全体のファシリテーションを担当し、授業運営を行いました。生徒たちは、市民協働の視点からテーマを選び、グループで話し合いながら具体的な協働の形を探求しました。サポーターとして参加した委員や自治会のメンバーとともに、どのように自分たちが地域に貢献できるかを考え、協働の実践について学びました。
生徒の声
授業後に実施されたアンケートでは、
生徒たちから「協働の意義がよく理解できた」「高島市について新たな発見があった」といった意見が寄せられました。
特に、自分たちがどのように地域に貢献できるかを具体的に考える機会が生まれたことが、授業の大きな成果といえます。
今後の展望
今回の特別授業を通じて、湖西中学校の生徒たちは地域の課題解決に向けた協働の重要性を学びました。
成安造形大学 未来社会デザイン共創機構は、今後も高島市との連携を強化し、
次世代の市民が協働のまちづくりに積極的に参加できる環境づくりを支援していきます。
また、今回参加したグラフィック制作チームは、
実際の現場から得たフィードバックを基に、啓発冊子の制作をさらに進めていきます。
今後も地域のニーズに即した効果的なデザインを通じて、
市民が協働のまちづくりに参画できるきっかけを創出していく予定です。
本授業にご協力いただいた高島市や市民協働のまちづくり推進指針策定委員の皆様、
新旭住民自治協議会などのサポーターの皆様に心より感謝申し上げます。