【SEIANドリームプロジェクト】開催中!令和6年度 採択テーマ成果発表展紹介②
成安造形大学【キャンパスが美術館】で開催中の『SELECTION 卒業制作展 2025』において、
「SEIANドリームプロジェクト(学生特別研究助成金)」の成果発表展を行っています。
「SEIANドリームプロジェクト」は令和3年度から始まった本学独自の助成金制度です。
(※令和7年度の募集案内はこちら)
研究活動の活性化を目指して、本学の学生から研究・制作テーマを募集し、
採択されたテーマには総額100万円の研究・制作資金の助成支援を行うとともに、
相談や指導をはじめ、各種外部団体やスポンサー企業とのマッチングなどの活動支援を行っています。
令和6年度は、「プロジェクト型」「作品制作型」の研究・制作テーマを募集。
学生個人や学生グループから18件の応募があり、
審査の末、5件(プロジェクト型2件、作品制作型3件)の研究・制作テーマを採択し支援を行いました。
現在、スパイラルギャラリー1階、バスストップギャラリー、ライトギャラリーの3会場にて、
採択テーマの活動報告パネル、および成果作品を展示しております。
今回は成果展示から、作品制作型の採択テーマについてご紹介します。
《丹後ちりめんの可能性の追求》
美術領域日本画コース 3年 㔟簱澪那

写真:守屋友樹
スパイラルギャラリー1階にて展示中の㔟簱澪那さんによる成果発表です。
丹後ちりめんに着目し、その日本画の支持体としての活用法を研究しました。
素材の特性に合わせた表現の追究と制作展を通して、
丹後ちりめんの美術分野における活用可能性を示しました。
研究・制作活動の足跡が伝わる成果発表となっています。

写真:守屋友樹
《彫刻を参考とした衣服が与える拘束性と解放性の研究》
空間デザイン領域コスチュームデザインコース 4年 坪田秀人

写真:守屋友樹
ライトギャラリーにて展示中の坪田秀人さんによる成果発表です。
鮮やかな赤色が印象的なコスチューム作品の数々。
自身の経験や考察が表現されています。
天井から吊るすなど空間を大胆に使った展示にて、10点の作品をご覧いただけます。

写真:守屋友樹
《輪郭が変わりうるほどの激情を衣服で表現する》
空間デザイン領域コスチュームデザインコース 4年 大宅歩音

写真:守屋友樹
スパイラルギャラリー1階にて展示中の大宅歩音さんによる成果発表です。
「ニキビはストレスが輪郭にまで影響している反応」というところから着想を得て制作。
「最近は衣服は個人を表現するものとして扱われる側面が大きくなっている」、
「影響された 輪郭までもが私」という二つの視点から、
「拡張身体」をテーマに制作を行いました。
本展では全5点のコスチューム作品をご覧いただけます。

写真:守屋友樹
本学にお立ち寄りの際は、ぜひご覧ください。
別会場では卒業制作展から選抜された作品も展示されていますので、そちらも併せてお楽しみください。
『SELECTION 卒業制作展 2025』開催概要
「成安造形大学 卒業制作展 2025」の作品から、6領域19コースごとに選抜された作品を、
成安造形大学【キャンパスが美術館】で再構成して展示いたします。
キャンパス内に点在するギャラリースペースにて、彼/彼女らが過ごした学生生活の雰囲気を感じつつ、
ゆっくりとご覧いただければ幸いです。
本展では「SEIANドリームプロジェクト(学生特別研究助成金)」採択テーマの成果発表も合わせて行います。
会期|2025年4月1日[火]—4月26日[土]
時間|11:00—17:00
休館|日・月休館 ※ ただし、4月20日[日]は開館
WEB|https://artcenter.seian.ac.jp/exhibition/7628/
※詳細は、【キャンパスが美術館】のウェブサイトをご確認ください。