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イベント

自然学 悉皆成仏の世界 レクチャー&コンサート開催!

2012.08.12

8月12日(日)、滋賀県立近代美術館との連携展「自然学」の関連イベントとして、レクチャー&コンサート「悉皆成仏(しつかいじょうぶつ)の世界」ー三井寺流声明と琵琶の演奏ーが開催されました。

滋賀県立近代美術館講堂で行われたこのイベントは、関係者を含めて180名を超える来場者で席が埋まり、満席の場内で基調講演や解説、演奏が行われました。

このイベントは、ロンドン大学との国際学術交流の中で、京都山科四ノ宮の琵琶が取りあげられ、そこから三井寺流声明につながるという幸運な縁によって実現しました。

昨日は「自然学」の国際シンポジウムが開催され、西洋と東洋の「自然」や「美学」について哲学的な討論が行われましたが、この日は、琵琶や声明を生の公演を開場で聞き、悉皆成仏(しつかいじょうぶつ)すなわち人間も含めて山川草木すべてが仏となり、「自然」と人間が一体となるということを体感しました。このイベントを通じて、これが「来るべき美学」すなわち21世紀に必要とされる新しい価値の一つになるのではないかという思いがしました。

満員の聴衆の皆さんからは「日本文化の源流とされる旋律を楽しみ感無量です」といった満足度の高い感想をたくさんいただきました。

基調講演「天台声明と平家琵琶」を語る木村至宏附属近江学研究所所長

満員の聴衆

琵琶の演奏をされる 四ノ宮琵琶ひろめびとの小谷昌代さん

三井寺流声明の公演

三井寺流声明の公演

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