公開講座

連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」『近江~風のかたち-高島扇骨と近江扇子-』

日程 2015年9月12日(土)  10:40〜12:10
応募締切日 2015年8月28日(金)受付は終了しました
記号 【 エ】

講座内容

近江の伝統産業として約350年の歴史を誇る扇子の骨格である高島扇骨。 全国の生産量の約90%を占めることはあまり知られていません。 扇骨の生産工程は親骨で18工程もありすべて手作業で行われます。 15歳で扇骨職人となり滋賀県扇子工業協同組合前理事長である吹田政雄氏をお招きし、その繊細で複雑な加工作業を見せていただきます。 また、近年取り組む地元の若手職人が設立した「SENKOTSU工房」や安曇川の竹林整備などについてなど、新たな「近江扇子」の未来を語っていただきます。

※学内にて関連作品展示・展覧会を開催します。

近江のかたちを明日につなぐ展 vol.3
「風のかたち -高島扇骨と近江扇子-」
2015年9月1日(火)~9月25日(金)12:00-18:00
休館日:日祝 ※ただし、9月12日(土)は開館

詳細は、成安造形大学【キャンパスが美術館】WEBサイトを御覧ください。

  • 「すいた扇子」二代目 吹田政雄氏
  • 落語家用の扇子

講座概要

・講座名 連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」『近江~風のかたち-高島扇骨と近江扇子-』
・講座記号 【 エ】
・開催日 2015年9月12日(土)  10:40〜12:10
・受講料 500円(当日受付にて徴収いたします)※本学学生・教職員・2015年度近江学フォーラム会員は受講料無料
・場所 成安造形大学
・対象 中学生以上
・募集 150名
・応募締切日 2015年8月28日(金)必着 受付は終了しました
・講師 吹田 政雄 氏(有限会社すいた扇子2代目)
・対談 大原 歩(近江学研究所研究員)

講師プロフィール

吹田 政雄 氏(有限会社すいた扇子2代目)

1948年滋賀県生まれ。1963年15歳で、有限会社「すいた扇子」2代目の扇骨職人となる。2007年~2015年滋賀県扇子工業協同組合理事長。工房には、扇子の絵付け体験や扇子作りを学ぶスペースをつくり、地元や観光客に地場産業を学ぶ取り組みを精力的に行っている。

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉
近江学は、近江という地域固有の風土を改めて検証する学問です。20世紀後半の日本人は、大量消費・大量廃棄の暮らしをひたすら追い求め、優れた素材や技術、豊かな暮らしの知恵や自然観を切り捨ててきました。
この50年間に私たちが失ったものに思いをめぐらせ、過去の記憶を手がかりに、ごくあたり前のものの内にひそむ美しさ、かけがえのなさ、本来の豊かさを未来に向けて再生しなければなりません。
文化とは人の営み、すなわち「暮らしのかたち」のことです。「近江のかたちを明日につなぐ」をテーマとした連続公開講座は、地域の素材と向き合いながら、それぞれの活動や表現を通して独自のかたちと技を求めつづける方々による講演と対談です。  そこにしかないモノと心の統合された豊かな文化を、未来に向けていかに再生するか。
21世紀を生きる私たちの、新たな生き方につながる手がかりが見つかるに違いありません。
成安造形大学附属近江学研究所

 

※2015年度近江学フォーラム会員の方は、応募フォームの備考欄に、近江学フォーラム会員番号を記入してください。


受付は終了しました
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