公開講座

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉近江~灯火(ともしび)のかたち‐和ろうそくで暮らしをデザインする‐

日程 2014年6月14日(土)  10:40~12:10
応募締切日 2014年5月30日(金)受付は終了しました
記号 【 ウ】

講座内容

高島市近江今津で手掛け和ろうそくを製造し、今年100周年を迎える「大與(だいよ)」。
石油由来の洋ロウソクが普及する中、国産櫨(はぜ)やイ草を使用した「手掛け」和ろうそくの伝統技法を継承してきました。三代目大西明弘氏、四代目巧氏をお迎えし、伝統技術の継承や原材料入手における諸問題などにも触れながら、次の100年を展望した「暮らしをデザインする」大與の取り組みを紹介し、和ろうそくの可能性について語っていただきます。

講座概要

・講座名 〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉近江~灯火(ともしび)のかたち‐和ろうそくで暮らしをデザインする‐
・講座記号 【 ウ】
・開催日 2014年6月14日(土)  10:40~12:10
・受講料 500円(当日受付にて徴収いたします)※本学学部生および研究生は受講料無料
・場所 成安造形大学
・対象 中学生以上
・募集 150名
・応募締切日 2014年5月30日(金)必着 受付は終了しました
・講師 大西 明弘氏(有限会社 大與 三代目、代表取締役会長) 、大西 巧氏 (有限会社 大與 四代目、代表取締役社長)
・対談 大原 歩(近江学研究所研究所研究員)

講師プロフィール

大西 明弘氏(有限会社 大與 三代目、代表取締役会長)

1952年滋賀県生まれ。1973年 20歳で初代・大西與一郎を師とし、和ろうそく職人の道に入る。1987年 第10回伝産協会奨励賞受賞。2013年滋賀県技能者表彰(おうみの名工)受賞。
(大西巧)1979年滋賀県生まれ。2005年より、実父・大西明弘を師とし、和ろうそく職人の道に入る。2011年には、自らがデザイン・プロデュースした「お米のろうそく」がグッドデザイン賞・グッドデザイン中小企業庁長官賞を受賞するなど、職人業とともに和ろうそくの可能性を広げ続けている。

大西 巧氏 (有限会社 大與 四代目、代表取締役社長)

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉 近江学は、近江という地域固有の風土を改めて検証する学問です。20世紀後半の日本人は、大量消費・大量廃棄の暮らしをひたすら追い求め、優れた素材や技術、豊かな暮らしの知恵や自然観を切り捨ててきました。  この50年間に私たちが失ったものに思いをめぐらせ、過去の記憶を手がかりに、ごくあたり前のものの内にひそむ美しさ、かけがえのなさ、本来の豊かさを未来に向けて再生しなければなりません。  文化とは人の営み、すなわち「暮らしのかたち」のことです。「近江のかたちを明日につなぐ」をテーマとした連続公開講座は、地域の素材と向き合いながら、それぞれの活動や表現を通して独自のかたちと技を求めつづける方々による講演と対談です。  そこにしかないモノと心の統合された豊かな文化を、未来に向けていかに再生するか。21世紀を生きる私たちの、新たな生き方につながる手がかりが見つかるに違いありません。
成安造形大学附属近江学研究所


受付は終了しました
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