公開講座

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉近江~食のかたち -和菓子処 藤屋内匠-

日程 2013年5月11日(土)  10:40~12:10
応募締切日 2013年4月22日(月)受付は終了しました
記号 【 ウ】

講座内容

創業寛文元年(1661)、近江八景や大津絵をかたどった落雁(らくがん)という伝統ある銘菓をつくり続ける和菓子処藤屋内匠。その十三代目店主遠藤仁兵衛氏をお迎えし、守るべきものと変えるべきもののはざまでつくり続けて来られた銘菓の紹介と、350年という歴史を振り返り、古き良き大津中心市街地の魅力について語っていただきます。また、当日はその匠の技もご披露いただきます。

  • 大津絵を型どった落雁/画像提供:藤屋内匠

講座概要

・講座名 〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉近江~食のかたち -和菓子処 藤屋内匠-
・講座記号 【 ウ】
・開催日 2013年5月11日(土)  10:40~12:10
・受講料 500円(当日受付にて徴収いたします) ※本学学部生および研究生は受講料無料
・場所 成安造形大学
・対象 中学生以上
・募集 150名
・応募締切日 2013年4月22日(月)必着 受付は終了しました
・講師 遠藤 仁兵衛 氏(和菓子処 藤屋内匠 十三代目店主 )
・対談 加藤 賢治 (本研究所研究員)

講師プロフィール

遠藤 仁兵衛 氏(和菓子処 藤屋内匠 十三代目店主 )

1940年滋賀県生まれ。65年和菓子処藤屋内匠十三代目店主を継承。2006年滋賀県技能者表彰(おうみの名工)。社団法人滋賀県菓子工業組合大津支部監事。技能検定委員(滋賀県能力開発協会)和菓子製造首席。

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉
近江学は、近江という地域に固有の風土を改めて検証する学問です。芸術は個を深く掘り下げることで、人々の心を打つ普遍的な美や新しい価値観を生み出してきました。同様に、地域に固有の記憶が私たちの魂に共鳴し、未来に活かせる新しい価値観の発見につながる可能性もあります。 大量消費・大量廃棄型の暮らしをひたすら追い求めてきた20世紀後半の日本人は、同時に優れた素材や技術、豊かな暮らしの知恵や自然観を切り捨ててきました。物質的な豊かさを手に入れた私たちは、だが気がついてみると、大地から、地域から切り離されて、命との有機的なつながりを失いつつあります。 この50年間に私たちが失ったものに思いをめぐらせ、掘り起こすことは、単に懐かしい昔に戻ることを意味しません。過去の記憶を手がかりに、ごくあたり前のものの内にひそむ美しさ、かけがえのなさ、本来の豊かさを、未来に向けて再生することだからです。そしてそれこそ、地域学としての近江学がめざすものです。 文化とは人の営み、すなわち「暮らしのかたち」のことです。今年で3年目を迎える連続公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」は、地域の素材と向き合いながら、それぞれの活動や表現を通して独自のかたちと技を求め続ける5人の方々による講演と対談です。地域の風土がつくり出した、そこにしかないモノと心の統合された豊かな文化を、未来に向けていかに再生するか。ポスト3.11を生きる私たちの、新たな生き方につながる手がかりが見つかるに違いありません。
成安造形大学附属近江学研究所


受付は終了しました
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