公開講座

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉近江~受け継ぐかたち②-北近江の地酒・冨田酒造-

日程 2013年9月14日(土)  10:40~12:10
応募締切日 2013年8月30日(金)受付は終了しました
記号 【 オ】

講座内容

460余年の歴史を持つ、湖北木之本の古酒蔵。酒米は地元農家既存の品種を使用し、水は奥伊吹山系の伏流水である蔵内の井戸水を使用。原料にこだわる「七本鎗」地酒づくりとその背景を紹介致します。十五代目蔵元冨田泰伸氏をお迎えし、伝統を継承し変革する部分は果敢に挑戦する姿勢や地酒づくりからひろがる自然環境への意識など次世代へと向かう新たなビジョンをお話いただきます。当日はこだわりの地元の原材料をご披露しながら今後のビジョンのお話へと展開します。

  • 酒造りの現場にて冨田氏/画像提供:冨田酒造

講座概要

・講座名 〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉近江~受け継ぐかたち②-北近江の地酒・冨田酒造-
・講座記号 【 オ】
・開催日 2013年9月14日(土)  10:40~12:10
・受講料 500円(当日受付にて徴収いたします) ※本学学部生および研究生は受講料無料
・場所 成安造形大学
・対象 中学生以上
・募集 150名
・応募締切日 2013年8月30日(金)必着 受付は終了しました
・講師 冨田 泰伸 氏(冨田酒造有限会社 十五代蔵元 )
・対談 加藤 賢治・石川 亮  (本研究所研究員)

講師プロフィール

冨田 泰伸 氏(冨田酒造有限会社 十五代蔵元 )

1974年滋賀県生まれ。京都産業大学経営学部卒業後、東京でのサラリーマン生活を経て、東京滝野川の醸造研究所(現在の酒類総合研究所)で数ヶ月酒造りの修行をする。その後、世界各国を旅して、酒づくりとその環境に刺激を受ける。今日も近江独自の酒造りを日々探求している。現在十五代蔵元。

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉
近江学は、近江という地域に固有の風土を改めて検証する学問です。芸術は個を深く掘り下げることで、人々の心を打つ普遍的な美や新しい価値観を生み出してきました。同様に、地域に固有の記憶が私たちの魂に共鳴し、未来に活かせる新しい価値観の発見につながる可能性もあります。 大量消費・大量廃棄型の暮らしをひたすら追い求めてきた20世紀後半の日本人は、同時に優れた素材や技術、豊かな暮らしの知恵や自然観を切り捨ててきました。物質的な豊かさを手に入れた私たちは、だが気がついてみると、大地から、地域から切り離されて、命との有機的なつながりを失いつつあります。 この50年間に私たちが失ったものに思いをめぐらせ、掘り起こすことは、単に懐かしい昔に戻ることを意味しません。過去の記憶を手がかりに、ごくあたり前のものの内にひそむ美しさ、かけがえのなさ、本来の豊かさを、未来に向けて再生することだからです。そしてそれこそ、地域学としての近江学がめざすものです。 文化とは人の営み、すなわち「暮らしのかたち」のことです。今年で3年目を迎える連続公開講座「近江のかたちを明日につなぐ」は、地域の素材と向き合いながら、それぞれの活動や表現を通して独自のかたちと技を求め続ける5人の方々による講演と対談です。地域の風土がつくり出した、そこにしかないモノと心の統合された豊かな文化を、未来に向けていかに再生するか。ポスト3.11を生きる私たちの、新たな生き方につながる手がかりが見つかるに違いありません。
成安造形大学附属近江学研究所


受付は終了しました
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