「思い出写真修復プロジェクト」修復写真報告会開催!
9月13日「思い出写真修復プロジェクト」修復写真報告会がメディアデザイン合同研究室で行われました。
震災・津波で傷んだ家族の写真(結婚式や家族旅行など)を複写し、デジタル修復する。8月4日にこの活動の取組み始め、修復を行った学生が各自修復した写真を見せながらその作業をつうじて感じたことや考えたこと、東日本から遠くはなれた滋賀県で芸術を学ぶ学生として、一人の人間として何ができるのか、今後どのような行動をとるべきなのかを考えていきました。
被災地、石巻(宮城県)から届いた写真と、それに添えられた手紙をとおして、被災された方の心に寄り添いながら彼らの希望に応える支援です。
チェコ生まれ京都市在住の写真家トム・シュヴァーブさんと京都ジャーナルのジョンアイナーセンさんの呼びかけでこのプロジェクトがはじまりました。
本学では津田睦美(つだむつみ)先生がそれらの活動に取り組みました。
報告会の前に2007年卒業生の松田義輝(まつだよしき)さんが実際に5月から6月の2ヶ月間現地でのボランティア活動をされました。その体験で感じたことや今後、取るべき行動においてお話いただきました。
一枚一枚の写真修復作業にかかわった学生は修復の難しさに加え、自分の考えを話しました。
「只々修復という事ではなく自分が確実に復興支援にかかわったという実感が持てた。」という意見などがありました。
プロジェクトを担当している津田先生は今後どのような行動を取るべきか?など取り組む学生に投げかける中、学生の中から「修復した写真をそのご本人に自分で渡したい。」という声があがりました。活動に加わった事により学生の中で心境に変化が起こっている事を感じました。
今後の活動を応援したいと同時に支えていきたいと感じました。
地域連携推進センター