プロジェクトで取り組んだ「肺の力ゲーム」大学祭で実施
2014年度プロジェクト演習授業において7月から取組んできた「肺の力ゲーム」が完成しました。イベントPR-B(大草 真弓 准教授/石川 亮 特別講師)を履修する学生13名が取組みました。連携先である滋賀吸入療法連携フォーラム(主に滋賀医大呼吸器内科と県内の薬剤師さん)とは、昨年度から本授業において「喘息やCOPDの治療には吸入療法が有効である。」という主旨を啓発するポスター、チラシ制作を行ってきました。
今年は肺の「吐き出す力を導きだし隠れている患者やその予備軍をゲームをすることで探し出すという医療ゲームのデザイン開発を行いました。
そのゲームの内容はビーズをストローの先に軽く差込み、年齢と身長の関係から導きだした距離に立ち、目標となる的及びバスケットに向かって吹き飛ばすビーズ飛ばしゲームです。フォーラムの先生達がお手製で制作されたものをスマートにデザインし、より楽しく参加できるものにすることが本プロジェクトの目的です。その他、ポスター、チラシでルール解説や年齢身長距離の一覧表など周辺デザインにも気を配り、デザインしました。
10月12日(土)本学の大学祭を活用して完成したゲームツール一式のお披露目と実際の使用を行いました。制作に取組んだ学生たちはスタッフとして白衣を着て参加しました。開発したツールのデザインの成果がでたのか?忽ちゲームに並ぶ行列ができ、240名くらいの参加が有りデータが取れました。
今秋、土日を活用して県内の様々な場所でこのゲームが行われるようです。19日(日)は浜大津明日都、その次の週末は滋賀医科大学の大学祭に登場する予定です。
今回のように現場における実と用を制作側が理解し、医療の現場や社会全体におけるデザインの役割を身を持って体験していくことが今後の可能性ではないかと考えています。