地域連携推進センター

近江八幡かわらミュージアムで「茶器、花器づくり」ワークショップ開催

2014.11.26

11月23日(日)滋賀県が推進する「美の滋賀」地域づくり事業「八幡瓦の素材でつくる茶器、花器づくりワークショップ」が近江八幡市立かわらミュージアムで行われました。
この事業は昨年から本学とかわらミュージアムが取組む2年目の事業。

今年は茶器と花器のデザインを自ら考え制作し、出来上がった茶器、花器を使った華道会やお茶会を開催することになっており、お茶会等のイベントは、旧家を使って行われる予定で、近江八幡に伝わる瓦製造の文化を知りながら合わせて受継がれて来た近江の文化を学ぶ企画となっています。

この日に開催されたワークショップは、成安造形大学の参加学生9名に加え、県内の高校生から募集し参加した4名、計13名が取組みました。講師はミュージアム職員であり体験工房指導者の前田幸一郎氏と石川亮(本学附属近江学研究所研究員)が行いました。

主に手捻りの手法と瓦製造に応用される板状(タタラ板)の土で制作する手法が指導され、そこから各々のオリジナリティーを活かし、素材研究しながら制作することになりました。焼き上がりは約9割の大きさになり、特徴である燻し銀に仕上ることから絵付け作業は無く、カタで文様をつけるか本体の形に徹底してこだわることになりました。

偶然にも参加した大学生の出身高校の生徒さんが参加しており、恩師の話題などしながら交流しました。年明け2月にはお茶会と華道会が予定されており、本格的な交流が行われます。また3月末にはびわ湖アートフェスティバルへの出品も予定されています。今後の展開が期待されます。本学ではこの他プロダクトデザインの授業内においても交流が深まっており、こちらも今後の展開が楽しみです。

手捻り制作に挑む高校生

タタラ板で器を仕上げる大学生

形にこだわる

文様にこだわる

出来上がりの茶器

集中力を増す

出来上がりの花器

みんなで記念撮影

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