学生がラッピングデザインした教習車が完成しました!
昨年春に月の輪自動車教習所様から教習車に施す外装デザインの制作依頼があり、「GIRLY」(女の子らしく、かわいらしい)をテーマに、女子大生をターゲットにした滋賀らしいデザインを学生から募集しました。夏休みにデザインの募集を行い、審査会や優秀作品の制作学生によるプレゼンテーションを経て、メディアデザイン領域グラフィックデザインコース3年の村田純里さんの作品が採用となりました。
採用決定後、イラストレーション領域 田中真一郎教授の監修のもとブラッシュアップを重ね、「クルマ」X「滋賀」でしか実現できないオリジナリティーの高いデザインが完成しました。
採用となった村田さんの作品は、「ゲジナン」と呼ばれる滋賀のナンバープレートの「滋」の文字をモチーフにしたもので、かわいらしさだけでなく、教習所がある滋賀県に繋がるデザインが高く評価されました。
村田さんのコメント:
県外の人が滋賀県のナンバープレートに触れ、「『滋』の字がゲジゲジみたい」言っているそうですが、敢えてその「滋」をモチーフにしました。文字のフォントに関心があり、ナンバープレートの特徴的な字を生かして配置や色遣いを考えました。「ゲジナン」が持つイメージをポジティブに変えてくれるだけでなく、デザインを知ってくれている人が見かけると、おもわず「あれって、ゲジナンをモチーフにしているデザインだよ」とSNSで発信したくなるようなデザインにしました。
月の輪自動車教習所様は、このラッピングカーでかわいらしさをアピールするだけでなく、滋賀県を代表する『走る安全運転の広告塔』となるように、滋賀県の事故減少に繋がる運動を積極的に行って、地元企業として地域貢献をしていきたいと考えてらっしゃいます。
本学の学生が制作したデザインが、地元企業の活動を通じて地域貢献に役立てられることは、地域連携推進センターが目指している連携先の発展、そして地域社会全体の活性化を実現できる取り組みとなりました。
このラッピングカーは、実際の教習に使用されていますので、ぜひ路上教習で町なかを走る姿にご注目ください!