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未来社会デザイン共創機構

【YUI Lab】コミュニティスペース「結」活用事業「YUI Lab(ゆいラボ)」10月〜12月活動レポート②

2025.01.24

コミュニティスペース「結」を舞台に活動するプロジェクト「YUI Lab(ゆいラボ)」では、
学生や地域住⺠の交流を育むコミュニティスペースのデザインを目指して有志学生が集まり、
プログラムの企画やスペースのデザインを企画しています。

令和6年度 YUI Lab(ゆいラボ)に関する過去ブログはこちら
4月〜6月活動レポート
ライブペイント企画「Touch Meet Art」を実施&フリーペーパー企画「more YUI」を発行しました!

3チームに分かれて活動を続ける中で新メンバーも増え、気づけば総勢18名に!
10月〜12月はイベントが盛りだくさんで、毎週のように集まって活動してきました。

今回は各チームの10月〜12月の活動レポート第2弾をお届け!

★「YUI Lab(ゆいラボ)」10月〜12月活動レポート第1弾

 

 

人と人を”結”ぶ「お結びワークショップ」

「結」といえば、やっぱり「食」!
一緒に作って、一緒に食べる、「結」らしい食を通じた交流をテーマに立ち上がった企画です。

その名の通り、みんなでお結びを作るワークショップですが、ただお結びを作るだけではありません。
参加者の皆さんは「お結び調査隊」の隊員となって、
数ある具材の中から最高の組み合わせを見つけ出し、自分だけの「伝説のお結び」を作ります!

選んだ具材から隊員タイプを診断する入隊テストや、
伝説のお結びの組み合わせを隊長に報告する調査書などを用意。
参加者どうしがついついおしゃべりしたくなる交流の仕掛けを散りばめました。

準備した具材は、シャケ、おかか、たらこ、梅、昆布、
コーン、たくあん、みそ、柴漬け、ひのなのお漬物、
たまごやき、ウインナー、ツナ、エビチリ、焼肉、の15種類!
ここから1人3種類の具材を選びます。

入隊テストでは15種類の具材を「海の具(シャケ、おかか、たらこ、梅、昆布)」
「太陽の具(コーン、たくあん、みそ、柴漬け、ひのなのお漬物)」
「山の具(たまごやき、ウインナー、ツナ、エビチリ、焼肉)」の3つに分類し、
選んだ3つの具材がどの組み合わせだったかによって、隊員タイプが決まります。

 

例えば、海+太陽+山を選んだ場合、冒険心が豊か?!な「筆頭隊員タイプ」!
海+海+海を選んだ場合はメジャーな具材ゆえに「一般隊員タイプ」!
というように組み合わせによって性格診断のようなものを体験できる仕様になっています。

 

【11/9(土) キャンパスが美術館企画展「共食 -Eating Together-」関連イベント】

キャンパスが美術館による展覧会セイアンアーツアテンション17「共食 -Eating Together-」の
クロージングイベントにて、初のお結びワークショップを開催しました。

 
撮影|オカモトアユミ

 

お米は「結」にある「愛農かまど」と言われるかまどを使って学生自らが炊き上げ。
この日は大津市仰木に伝わる古代米「黒米」と、通常の白米の2種類を準備し、
参加されたみなさんに好きな方を選んでいただきました。

 

地域の方々や出展作家のご家族など42名の方にご参加いただき、
「かまどで炊いたご飯を外で食べるという体験自体がすごく気持ちの良い経験だった」
「ごはんを選べるところがよかった」「こういう催しを恒例にしていただけたら嬉しい」
「子どもだけなど参加者を限定せずにみんな一緒にやるのがいいと思った」
などのご感想をいただきました。

 

【11/23(土) 成安マルシェ】

11月に学生主催で開催された成安マルシェにも参加しました。

前回は随時参加者を受け付けていましたが、参加がまばらな時間帯は
交流できる人数が限られてしまうという反省点を受け、今回は2部制・各回定員15名で実施。

BGMや装飾などの演出も取り入れ、「お結び探検隊」らしい世界観づくりにも力を入れました。

 

今回は高島市針江の古代米「赤米」を混ぜ込んだお米を準備。
プチプチとした食感やほんのり色づいたお米でお結びを楽しんでいただきました。

さらに、滋賀県で採れた日野菜とさつまいもを入れたお味噌汁も用意し、
参加者の皆さんに振る舞いました。こちらもかまどで調理!

炊飯中は自由に見学できるようかまどエリアを開放し、担当学生が
ご飯の炊き方やかまどの仕組みなどを紹介しました。

ワークショップでは、参加者どうしの交流をより盛り上げるために
アイスブレイクも兼ね、向かいに座った参加者どうしでトークをするゲームを新たに導入。
準備された10個以上の質問で交流を深め、その印象から具材を決め合います。

たまたま向かい合った人と出身や趣味、食べ物の好みなどを話しながら、
最後はお話しした印象をふまえてお結びの具材を決め合うという、
よくある自己紹介のようで未知の体験にみなさん楽しんでいる様子でした。

相手が決めた具材1つと、自分の好きな具材2つを組み合わせたお結びが完成すると、
みんなで一緒に「いただきます」!

お食事中にはお結びの歴史や、「お結び」という言葉の由来などを紹介しました。

小さなお子さんからご年配の方まで幅広い層のお客さんがテーブルを囲み、
お互いが選んだ具材の感想や自己紹介の話題、入隊テストの結果などなど、
トークが盛り上がっていました。

1部・2部であわせて27名の方にご参加いただき、
「おにぎりの具を決めるのに他の方の意見を聞くのが新鮮で面白かった」
「色々な方とひとつのテーブルを囲んで食べたので楽しかった」
「初対面の人とそれぞれ好きなものを選んで一つのおにぎりを作る、というルールがいい」
「完全に自分の好みだけだとなかなか冒険できないので普段とは違う視点、趣向も変えて食べる体験は新鮮だった」
などのご感想をいただきました。

 

【12/2(月) 学内限定開催】

12月には学内限定でワークショップを開催しました。

これまで実施してきた工夫や交流の仕掛けをすべて盛り込んだお結びワークショップの集大成!
学生どうしということもあり、初対面でも最初から交流は大盛り上がりでした。

 

22名の学生にご参加いただき、
「食べたことない食材を食べることもできたし、食を通じてたくさんの人と出会うことができた」
「最初にアイスブレイクや入隊テストなどがあってトークしやすかった」
「ペアで具材を選んだりお結びを食べながら周りの方とわいわい交流ができて、友達が増えた!」
などのご感想をいただきました。

 

全3回とも、最後に、自分が思う最高の具材の組み合わせ=「伝説のお結び」を調査書に記入!
調査完了の証として具材のイラストが彫刻されたお結びキーホルダーをプレゼントしました。

 

毎回コンテンツや流れをブラッシュアップすることで、
回を重ねるごとに参加者どうしの交流が深まっていることを感じました。

今後も学生のアイデアや工夫が詰まった食イベントが開催されるかもしれません。
どうぞお楽しみに!

 

今年度のYUI Labでは、アート、情報発信、食などさまざまな分野でアイデアが広がり、
多様なアプローチで地域の方々やお客さまとつながることができました。

参加者は延べ200人近く!ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

3月〜4月には、コミュニティスペース「結」アートエリアにて活動報告展を開催予定です!
今後の活動もご期待ください!

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