デジタルクリエーションオープンラボ ワークショップ「VR成安で遊ぼう」開催レポート
デジタルクリエーションオープンラボでは、
誰もが横断的に研究できる「集合知」の拠点となることを目指して、
学生と研究員による研究活動を推進しています!
8月24日(日)のオープンキャンパスにて、
デジタルクリエーションオープンラボ初イベントとして、
研究員と学生が考案したワークショップ「VR成安で遊ぼう!」を開催しました。
生成AIを活用して自分だけのオリジナルアバターを作り、
VR空間に再現された成安造形大学「VR成安」を歩く体験型ワークショップです。
オリジナルアバター作りというと難しそうに感じますが、アバターにしたいものを言葉=プロンプトで表現し、
3Dモデル生成ソフト「Tripo AI」に指示することであっという間に3Dデータができあがります。
平面イラストや写真からもデータ生成が可能で、
さらには歩いたり飛び跳ねたりといったアニメーションをつけるための「ボーン」と
言われる骨組みもソフト内で設定することができます。
生成した3Dデータをモデリングソフト「Blender」に読み込ませ、
サイズ感や進行方向の設定を終えると、オリジナルアバターが完成します。
五十嵐研究員、益岡研究員が中心となって手順をレクチャーし、
参加者の皆さんは思い思いのアバターを作りました。
完成したアバターをメタバースプラットフォーム「Claster」に読み込ませると、
オリジナルアバターを自由に動かすことができます!
アバターが歩くのはメタバースワールド上に再現した「VR成安」です。
VR成安は学生がモデリングソフト「Blender」を使って制作しました。
この企画が始まった当初は「Claster」上にあるアイテムやパーツで制作していましたが、
よりリアルな大学を再現するべく、すべて自分たちの手で制作をすることに。
大学の象徴的な場所でもある大階段を中心に、グラウンドや周辺の実習棟、
大学にゆかりのあるアイテムなどを再現。
ワークショップ当日も会場にてリアルタイム制作を行い、
徐々にバージョンアップしていく様子も公開しました。
会場にはコントローラーを操作して「VR成安」を歩き回る体験ブースも設け、
ワークショップと体験をあわせて約40名の方にご参加いただきました。
参加者アンケートでは、
「こんなに簡単にアバターが作れると思ってなくて驚きました」
「描いたものが数分でアバターとして生成され、技術の進歩を感じました」
といった感想をいただきました。
ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!
(執筆:事務局スタッフ)