「暮らしの哲学」特別研究会「家事とアート」の開催について

2017.02.06

「暮らしの哲学」(科研費・挑戦的萌芽)の主催で特別研究会を開催します。 

特別研究会
家事とアート:労働と制作のあいだを考える研究会「家事とアート」チラシ 完成版3

【趣旨】
家事とアートをともに考えること、政治哲学者のH・アーレントはその一方を「労働」として、他方を「制作」として対局的に位置づけようとしました。しかしその距離は今やさほど遠いものではありません。家事とアートはすでに、混合や横断を基盤とする接続社会に組み込まれ、様々に結びつけられているのではないでしょうか。そのような社会において私たちは誰しもある程度まで、生活者としても芸術家としても振る舞うよう迫られています。本研究会では人類学者、哲学者、アーティストたちを招き、家事とアートの近さと隔たりを、学問と芸術の双方の視点から検討していきます。それは労働と制作のあいだで「生きる技法」としてのアートを再考する試みとなるはずです。

日時:2月19日(日曜) 14時‐18時
会場:成安造形大学 図書館棟 生涯学習センター(図書館入口の向いになります)
主催:「暮らしの哲学」(科研費・挑戦的萌芽)
※申し込み不要・参加費無料
問い合わせ先 shibuya☆seian.jp (☆をアットマークに変えてお送りください)
※だいたいの人数を把握するため、あらかじめご連絡いただけると助かります。

発表者
久保明教(テクノロジーの人類学 一橋大学)
宇野君平(美術家 成安造形大学)
吉田周平(事務職員・美術家 成安造形大学)
特別コメンテーター 髙橋耕平(美術家)
司会  渋谷亮(教育思想史 成安造形大学)

【タイムスケジュール】
導入・企画趣旨 渋谷亮 14:00‐14:10
第一部 暮らしを考える  14:10‐15:10
久保明教「なぜガーリックはにんにくでないのか――家庭料理のネットワーク論」
第二部 アートと暮らし 15:15‐16:15
宇野君平「生活とアート」
吉田周平「普通のアート」
第三部   討議        16:30 -18:00
コメント 髙橋耕平
全体討議

【アクセス】
最寄り駅:JR湖西線 おごと温泉駅
おごと温泉駅から大学まではスクールバスをご利用ください。
(2月19日は12時15分からの運行となります)
スクールバスの参考時刻 おごと温泉駅発 13:15  13:37  13:53
※バス停の詳しい場所やその他の時間については成安造形大学のHPをご覧ください。

路線バスをご利用の場合
江若バス(路線バス) 仰木の里線 外廻循環(94・96系統) 「成安造形大学前」下車

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