滋賀県高文連美術工芸部会事業「広げよう創造の翼」連携授業実施
2020年9月13日(日)、滋賀県内の高校生有志20名が連携授業のため来学されました。
現在、滋賀県高文連美術工芸部会が『アートを知り考えるーアートと人と街の関わりについてー』をテーマに、今日の美術や文化芸術のあり方を知り、その意義や展開を考えるプロジェクトを実施されてます。その一環として本学では、アートと街を展示することを通して考える講義、場のことを考えながら造形表現してみる実習を行いました。
講義「アートを地域に展示するー堅田*はまさんぽを通してー」では、地域・街を舞台に作品展示をする際のニーズや効果等を、大学で地域アートの内容をプロジェクト授業として実施している馬場晋作准教授から話をしました。話を通じ、表現者だけの視点だけが大事でなく、地域の方の想いも反映され、アートと地域が協働し、プロジェクトを通してまた違った街の魅力が再発見できることが重要であると感じました。
実習「南相馬の地層からアートへ」では、宇野君平准教授の作品や研究内容を聴き、放散虫をテーマに作品をつくるワークショップを行いました。
自分が選んだ放散虫を観察しながら描いていきます。今回はアートなので組み合わせたり、自由に加筆したりしてアレンジして大丈夫!みなさんそれぞれの新種の放散虫が生まれました。学術名の付け方も教わり、各々考えて表記しました。
描いた放散虫の背景は、焦げ目がある紙にクレヨンを用いて描画して完成。配色は宇野准教授の秘伝のレシピだそうです。
大学での活動は今日1日で終了ですが、この「広げよう創造の翼」プロジェクトは今度も継続されていきます。様々な人に会い、様々な美術のあり方、考え方に触れることで、参加者一人ひとりが今後の美術を考えるきっかけになってほしいと思います。
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『滋賀県高文連美術工芸部会事業「広げよう創造の翼」プロジェクト』連携授業
日時:2020年9月13日(日)10:00-14:30
参加者:滋賀県高等学校美術有志20名 引率教員6名
授業:「アートを地域に展示するー堅田✳はまさんぽを通してー」馬場晋作 准教授
「南相馬の地層からアートへ」宇野君平 准教授
場所:成安造形大学
※今回の授業実施については感染リスクを低減するための対策を講じ、構内の衛生管理を徹底した上で実施いたしました。