公開講座

連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」『近江~かわいらしさのかたち-土人形の魅力 小幡人形-』

日程 2015年6月13日(土)  10:40〜12:10
応募締切日 2015年5月29日(金)受付は終了しました
記号 【 ウ】

講座内容

東近江市五個荘小幡町の旧中山道沿いに、享保年間(1716~1736)から郷土玩具「小幡人形」の製造販売を継承する工房があります。
現在その工房を守り続けるのが初代安兵衛から数えて九代目となる細居源悟さん。土人形の元祖といわれる伏見人形の系譜を継ぐ小幡人形を制作するただ一人の職人です。
講座では、細居さんの工房をそのまま大学に移し、人形づくりの現場を再現しながら、土人形の歴史や、種類、そのあたたかさと、かわいらしさなど、小幡人形を紹介しながら、今に伝えられる土人形そのものの普遍的な魅力をひも解きます。

※学内にて関連作品展示・展覧会を予定しています。
詳細が決まり次第、成安造形大学【キャンパスが美術館】WEBサイトに掲載します。

  • 小幡人形に囲まれる九代目 細居源悟氏
  • 初代安兵衛の型

講座概要

・講座名 連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」『近江~かわいらしさのかたち-土人形の魅力 小幡人形-』
・講座記号 【 ウ】
・開催日 2015年6月13日(土)  10:40〜12:10
・受講料 500円(当日受付にて徴収いたします)※本学学生・教職員・2015年度近江学フォーラム会員は受講料無料
・場所 成安造形大学
・対象 中学生以上
・募集 150名
・応募締切日 2015年5月29日(金)必着 受付は終了しました
・講師 細居 源悟 氏(小幡人形九代目当主)
・対談 加藤 賢治(近江学研究所研究員)

講師プロフィール

細居 源悟 氏(小幡人形九代目当主)

1939年滋賀県東近江市小幡生れ。‘59年彦根工業高校機械科卒、近江織物(株)入社。‘65年親会社のテイジン、伊藤忠に出向、海外事業部に配属。海外技術指導員を体験。‘89年会社生活の傍ら8代目の父の作業を見習う。‘91年九代目襲名。‘92年年賀切手に「桃持猿」採用。‘95年年賀はがき裏絵に「走り猪」採用。‘08年全国伝統工芸品展「寝牛」優秀賞。‘12年年賀はがき裏絵に「雲のり龍」採用。’13年全国伝統工芸品展「馬のり天神」優秀賞。 受賞歴:‘95年小幡人形滋賀県伝統工業品指定。‘12年東近江市にて伝統工芸技術師指定。

〈連続講座「近江のかたちを明日につなぐ」〉
近江学は、近江という地域固有の風土を改めて検証する学問です。20世紀後半の日本人は、大量消費・大量廃棄の暮らしをひたすら追い求め、優れた素材や技術、豊かな暮らしの知恵や自然観を切り捨ててきました。
この50年間に私たちが失ったものに思いをめぐらせ、過去の記憶を手がかりに、ごくあたり前のものの内にひそむ美しさ、かけがえのなさ、本来の豊かさを未来に向けて再生しなければなりません。
文化とは人の営み、すなわち「暮らしのかたち」のことです。「近江のかたちを明日につなぐ」をテーマとした連続公開講座は、地域の素材と向き合いながら、それぞれの活動や表現を通して独自のかたちと技を求めつづける方々による講演と対談です。  そこにしかないモノと心の統合された豊かな文化を、未来に向けていかに再生するか。
21世紀を生きる私たちの、新たな生き方につながる手がかりが見つかるに違いありません。
成安造形大学附属近江学研究所


受付は終了しました
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