公開講座

特別公開講座『宗教から芸能へ~聖俗の境界に生きる~』

日程 2025年6月21日(土)  14:00-15:30
応募締切日 2025年6月6日(金)

講座内容

日本の芸能は、目に見えないものと交感する宗教的な回路から生まれてきました。また、芸能を生み出し、担ったのも一般社会の枠組みからはみ出し、聖俗の境界に生きた人びとでした。
本講では、日本独自の発展を遂げた山岳信仰(修験道)を中心に、特に寺院の中でもアジールとしての役割を果たした宗教施設「別所」の特性に言及しつつ、日本文化の形成に大きな影響を及ぼしながらも、歴史から忘却されてきた宗教者の存在や信仰の記憶をたどります。

  • 大峯山「西の覗」修行
  • 西国札所・三井寺観音堂の再建に際し奉納された絵馬「石突き図」(1690年)

講座概要

・講座名 特別公開講座『宗教から芸能へ~聖俗の境界に生きる~』
・開催日 2025年6月21日(土)  14:00-15:30
・受講料 500円(当日受付にて徴収いたします)※本学学生は無料
・場所 成安造形大学 聚英ホール(聚英館3階)
・対象 中学生以上
・募集 180名
・応募締切日 2025年6月6日(金)必着 
・講師 福家 俊彦 氏(総本山三井寺(園城寺)長吏)

講師プロフィール

福家 俊彦 氏(総本山三井寺(園城寺)長吏)

1959年、滋賀県生まれ。総本山三井寺(園城寺)第164代長吏。立命館大学大学院文学研究科(西洋哲学)修士課程修了。天台寺門宗宗機顧問、園城寺学問所長、太神山不動寺住職を兼務。また、認定NPO法人びわ湖トラスト理事長ほか。著書に『三井の山風どこ吹く風』(方丈堂出版)。三井寺事典シリーズ『三井寺の文学散歩』、『三井寺の精進料理』、『三井寺の建築案内』、『三井寺建築小史』。編著に『園城寺文書』全7巻、共著に『いのちの食味』(戎光祥出版)、『園城寺の仏像』全5巻(思文閣出版)など。


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