戦国大津物語 よみがえる大津城公開クルーズが開催されました!
12月10日(土)、午後1時に浜大津大津港を琵琶湖汽船(株)のエコクルーズ船megumiが出港!船内でCGでよみがえる幻の大津城公開講演会が開催されました。
NPO法人浜大津観光協会と琵琶湖汽船(株)の主催で行われたこの講演会は、戦国大津物語実行委員会が昨年から取り組んで来られた大津城復元プロジェクトの一環で行われました。
1部は大津市歴史博物館の樋爪修館長にご登場いただき、かつて大津に存在した坂本城、大津城、膳所城という水城三城を湖上から眺めながら、その歴史的背景を解説して頂きました。
坂本→大津→膳所と時代順にその時々のニーズに合わせて城の場所が移ったことやそれぞれの城の特徴が資料とともに詳しく紹介されました。中でも大津城は関ヶ原の合戦時に、城主京極高次が西軍毛利軍1万五千を籠城戦で足止めし、東軍の勝利に貢献した話が語られ、歴史上非常大きな役割を果たしたと力説されました。
2部は、はじめに本学附属近江学研究所木村至宏所長がこの復元に監修された経緯やご専門である街道や琵琶湖の文化についての解説があり、続いてこの復元プロジェクトのメインプロデューサーである本学メディアデザイン領域森田健講師による「プラモデルから始まる3DCGによる大津城制作」と題された講演が行われました。
森田講師はどのような根拠に基づいて復元したかという詳しい解説と、CGで復元する意義などを熱く語られ、「今に存在しないものをひもとく過程で、様々な苦労や楽しみがあり、本当はよくわからないという歴史に魅力がある。今後もこのような取り組みを続けていきたい」と抱負を述べられました。
また最後にCG制作に取り組んだ本学CG・アニメーションクラスの大崎友里香さん、中村かおりさん、三津川克真さん、山崎竜さん、そしてイラストレーション制作に取り組んだイラストレーションクラス研究生の堀乃布子さん同クラスの東村有里さん、大國ちさとさんが紹介されました。
※戦国大津物語 幻の大津城復元動画はこちらでご覧になれます!