地域連携推進センター

海女スィーツの開発!三重県鳥羽を取材しました

2012.10.02

本学と三重県雇用経済部との連携事業、今年は「海女スィーツの開発」と題した海女さんをモチーフとしたバームクーヘンのパッケージデザインに取り組むことになりました。
担当するのは藤田 隆(ふじた たかし)教授とグラフィックデザイン3年生16名(授業名:メディアデザイン実習6)です。

10月1日(月)台風も通り過ぎ、予定通り三重県鳥羽、相差(おうさつ)へ海女の文化にふれるところから視察は始まりました。
鳥羽は「海女の文化」でユネスコ無形文化遺産登録を目指しており、海女の街としてのイメージを持つため「海女スィーツ」の開発に着手しました。その第一弾が本学と取り組む、海女さんをモチーフとし、ミキモトパールの粉末が入ったバームクーヘンです。

相差(おうさつ)は現役の海女さんがたくさんおられ、海女小屋にて取れ立ての魚介類をいただきました。
目の前で炭焼きされるサザエや干物を次々と食べながら、海女さんのお話を聞きました。漁の方法、道具、衣装、海女文化の分布など聞き対話した後、近くの海女資料館と海女の守り神とされる石神さん(神明神社)へ行きました。途中路地の角には両手に乗る程の大きさの石があちこちで見られ、そこには決まって星と網の目のマークが二つ描かれていました。これは「ドーマンセーマン」と呼ばれる海女さんを海から守る「まじない」と聞きました。
その後、海の資料館を視察し、あらためて伊勢志摩、鳥羽地域が海との関係について文化が育まれて来たことを知りました。
最後、鳥羽駅前の鳥羽一番館にて、土産物の視察とサンプル品の調達をした後、今回の依頼者である鳥羽一番館代表取締役社長、原田佳代子さんより、「海女スィーツ」の目的や今後の展望を話していただき、教員学生を含めたディスカッションが始まりました。

一日「海女文化」に触れた学生達は帰途につくバスの中、すでにブレインストーミングが始まっており、それぞれの思いや考えを話し合っていました。
この事業は11月20日の納品を目指し、途中試作品のプレゼン授業やファイナリストによるブラッシュアップを重ね取り組みます。
乞うご期待!

獲れたての魚介類を網焼きする海女さん

海女さんと対話する学生

相差の街中を視察する学生

海の博物館にて

鳥羽一番館にてサンプル品の見定めをする

原田社長とのディスカッションが始まる

街角のまじない「ドーマンセーマン」

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