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未来社会デザイン共創機構

【授業サポート】ワークショップデザインの授業に参加しました!

2023.06.26

未来社会デザイン共創機構がサポートをしているワークショップデザインの授業にお邪魔しました。

こちらはCO₂ネットゼロの推進をテーマに子ども向けワークショップを考案し、
小学校の児童を対象に実施することを目指した総合領域の授業です。

 

5/24 ゲスト講師によるCO₂ネットゼロに関する講義

今回はワークショップテーマでもあるCO₂ネットゼロへの理解を深めるため、
滋賀県総合企画部CO₂ネットゼロ推進課の萱原さま、公益財団法人淡海環境保全財団の中村さまをゲスト講師に招き、
滋賀県が抱える環境課題や推進活動の事例について講義をしていただきました。

まず「CO₂ネットゼロ」とは、大気中に排出される温室効果ガスと大気中から除去される温室効果ガスが同じ量になり、
バランスが取れている状況を指します。
深刻な問題になっている地球温暖化を防ぐためにも、推進すべき喫緊の課題です。

講義では地球温暖化が進むことでどうなるのか、
気温が上昇することで台風が大きくなり土砂崩れや冠水が起きやすくなる、お米などの作物が不作になる、
生態系が変化して蚊などの害虫が増加し感染症が流行する可能性がある、など
私たちの生活に直結するリスクの具体例を挙げてお話しいただきました。

その後、国や県をあげて推進している地球温暖化防止対策の活動として
本学卒業生が制作した「しがCO₂ネットゼロムーブメント」のロゴマークの普及活動や、
淡海環境保全財団が取り組まれている環境学習のプログラムをご紹介いただきました。

学生からは
「想像していたよりも地球温暖化が深刻で焦りを感じた」
「自分たちがワークショップを考えるとき、参加者に“自分ごと”だと思ってもらうことが大切」
などの感想がありました。
生活への影響を知り、地球温暖化が身近な問題であることを再確認できたようです。

 

5/31 淡海環境保全財団によるワークショップ体験

翌週の授業では、公益財団法人淡海環境保全財団から、キャリアドバイザーの来田さま、
滋賀県地球温暖化防止活動推進員の田中さま、風さまをゲスト講師に招き、
地球温暖化問題への気付きや行動を促す環境学習のプログラムを体験させていただきました。

普段何気なく見ている食材などの商品の袋から環境保全や環境負荷の低減に向けた取り組みを示す
「環境ラベル」を探し出しマークを書き写してみるプログラムや、
間取り図に人や家電のカードを配置し、省エネルギーな暮らし方を考えるプログラムなど、
ゲーム感覚で環境学習ができる事例を体験しました。

その後、昨年度おなじく「CO₂ネットゼロ」をテーマにワークショップデザインに取り組んだ
地域実践領域4年生の佐々木良緒さんから実例をご紹介いただきました。

子どもたちへCO₂ネットゼロをわかりやすく伝え、環境問題へ意識を向けてもらうために
どんな仕掛けをデザインしたのか、子どもたちの反応がどうだったのかなど、
当時のワークショッププログラムを振り返りながらお話しいただきました。

学生からは淡海環境保全財団のみなさまや佐々木さんに対してワークショップの雰囲気づくりの方法や
意識していることなどについて質問があり、
これからのワークショップデザインへのイメージを膨らませていました。

学生たちはこれから7月末に控えている大学近くの児童クラブでのワークショップ開催を目指し、
CO₂ネットゼロをテーマにワークショップをデザインしていきます。
どんなワークショッププログラムが生まれるのか期待が高まります。どうぞお楽しみに!

 


総合デザイン演習6 詳細

【担当】
小野 真紀子 非常勤講師

【履修者】
総合領域総合デザインコース3年生

【ゲスト講師】
滋賀県総合企画部CO₂ネットゼロ推進課 主任主事 萱原 慧悟さま
公益財団法人淡海環境保全財団 主任主事 中村 憲人さま
公益財団法人淡海環境保全財団 キャリアアドバイザー 来田 博美さま
滋賀県地球温暖化防止活動推進員 田中 順子さま
滋賀県地球温暖化防止活動推進員 風 かおるさま
成安造形大学 地域実践領域4年生 佐々木 良緒さん

【サポート】
未来社会デザイン共創機構 田口 真太郎 助教

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