【共創プロジェクト】まちづくり大津×成安造形大学 大津中心市街地の地域活性化を目指すワークショップ 「大津百町みらいミーティング~新たな視点で、まちの未来を描こう!~」第2回 開催レポート
9月20日(金)に旧大津公会堂にて、ワークショップシリーズ「大津百町みらいミーティング」の第2回を開催しました。
このワークショップは、大津市の賑わいや魅力向上に向けて活動するまちづくり大津と、
成安造形大学(大津市)の共同で立ち上げられました。
各回のテーマに関連するゲストスピーカーからの話題提供を通じて、
あらゆる視点から大津市の中心市街地の課題を考え、
新しいまちづくりの活動の種となる打ち手を探るワークショップシリーズです。
詳細は過去ブログをご覧ください。
第1回ワークショップ「歴史資源を活かしたまちづくり」のレポートはこちら。
当日は、一般市民や学生、市役所関係者など総勢15名が参加しました。
「リジェネラティブなまちづくりとアップサイクル」をテーマに、
アートやファッション分野の活動をヒントにしながら活発な意見交換が行われました。
【第2回テーマ】リジェネラティブなまちづくりとアップサイクル
今回はAtelier M/Aデザイナーの小出真人氏をゲストスピーカーに迎え、
ファッションとサステナビリティを軸にした話題提供が行われました。
小出氏は自身が取り組むファッション業界におけるリサイクル活動や、
イタリアのビエラでのまちづくり事例を紹介。
特に、古い繊維工場をアートスペースやレジデンスプログラムとして再利用し、
地域とアートが結びつく取り組みが注目を集めました。
また、ファッションとまちづくりの融合について、
アップサイクルを通じたサステナブルなデザインの可能性が語られました。
古着や不用品を再利用して新しい付加価値を生み出すことが、
まちづくりの視点からも重要な要素として提示されました。
グループディスカッション
話題提供の後は、参加者を3つのグループに分け、今回のテーマに基づき意見交換を行いました。
- グループ1は、「リジェネラティブ(再生)」というキーワードを中心に、
まちづくりにおける再生の重要性が議論されました。歴史や文化を尊重しつつ、
新たな視点を取り入れることが重要であるとの結論に至りました。 - グループ2は、アートに対する地域の関心の低さが議論の焦点となりましたが、
地域特有の環境を活かしたアートプロジェクトがまちづくりに寄与できる可能性があると意見が交わされました。 - グループ3は、日本の伝統的なまちづくりの手法に着目し、
歴史的建物や資源を再利用して現代に適用する方法を模索しました。
特に、工芸品や民芸品の活用を通じた持続可能なまちづくりが強調されました。
最後に、各グループが話し合った内容を全体で共有し、新たなアクションプランの可能性が探られました。
今後の展望
今回のワークショップでは、ファッションやアートを通じた
サステナブルなまちづくりの可能性が多様な視点から議論されました。
参加者からは、地域資源の活用やアップサイクルの重要性に対する理解が深まり、
今後のプロジェクトへの具体的なアイデアが生まれました。
次回は10月25日(金)18:00~20:30に開催され、
「ママたちが創る新しいコミュニティ」をテーマにディスカッションが行われます。
参加無料ですので、ぜひご参加ください。
★参加申し込みフォーム: こちらをクリック
まちづくり大津 × 成安造形大学
「大津百町みらいミーティング~新たな視点で、まちの未来を描こう!~」
■ワークショップの目的
地域社会との連携強化:新住民や学生など、多様な市民が地域課題を共有し、解決策を見つけるための意識を高める。
新たなアイデアの創出:多様な視点から新しいまちづくりのアイデアを探求し、地域の賑わいとサステナブルな地域づくりを後押しする。
教育と実践の融合:学生に実際の地域課題を解決する経験を提供し、未来のまちづくりリーダーを育成する。
■開催概要
会場:旧大津公会堂2F多目的室(滋賀県大津市浜大津1丁目4-1)
対象:市内在住の市民・在学中の大学生
参加費:無料
参加申し込みフォーム:こちらをクリック
■共催
■お問い合わせ
成安造形大学 未来社会デザイン共創機構
MAIL: mirai@seian.ac.jp
TEL: 077-574-2118