映像コース

Video and Film Course
subject

映像を通して
社会に伝える力を修得する。

現代のメディア環境における多様な映像表現を学びます。映像分野の知識や技術を修得し、
映像コンテンツの企画・制作から発表・配信まで、
情報を映像としてトータルディレクションする能力を身につけます。
劇映画やテレビ放送のコンテンツのみならず、
インターネット環境に接続されたデバイス(スマートフォン, タブレットなど)上での
コンテンツ展開や映像インスタレーションも視野に入れた映像デザインの新しい表現に挑戦します。

カリキュラム
1年次
ー 情報デザイン領域共通 ー

情報デザインの基礎を身につける

グラフィックデザイン、情報デザイン、写真、映像の4つの分野の基礎を学びます。
情報デザインのための知識・技術を横断的に学び、2年次以降のコース授業に対して準備を進めます。

  • グラフィックデザイン基礎

    顔や家紋、動物の絵文字などの創作を通して、対象のシンボライズを学び、説得力のある造形を生み出します。

  • 情報デザイン基礎

    既存のITサービスを活用しながら、新しいグラフィックデザインの可能性について直感的に学びます。

  • 写真基礎

    アナログからデジタルまで、写真技術の変遷を学び、撮影の基本技術を習得します。

  • 映像基礎

    映像編集ソフトを使い、おもに手描きのアニメーションの制作手法を習得し、映像の仕組みを理解します。

2年次

コースを選択し、専門分野の
基礎力を身につける

映像・放送分野の基礎を習得します。
番組企画、シナリオ制作、サウンド制作、撮影、編集、アニメーションと映像分野における総合的な知識・技術を身につけます。

  • 広告映像の制作

    伝える対象を調査し、対象にふさわしい伝え方を映像によって作り、Webサイトで配信する。

3年次

自分のテーマ・表現を深める

実社会と関わりながら、デザインを社会に提示していくための実践内容を学び、より深く専門性を高めます。
インスタレーション、シナリオとストーリー、ドキュメンタリーなどを学び映像制作を行っていきます。

  • ドラマ制作

    シナリオを学び、テーマをドラマで伝える。アクションカメラ、ドローンなど、多様な機材で演出する。

4年次

自分の作品を社会へ向けて発表する

4年次には写真ゼミ・映像ゼミ・グラフィックデザインゼミ・情報デザインゼミより所属するゼミを選択し、1年を通して作品の構想から制作までを行い、充実した作品を完成させていきます。映像ゼミでは、「映像」をメインにした作品(SNSでの動画配信、広告映像、インスタレーション)を研究・制作していきます。修了時には、4年間の集大成として展覧会を開催します。制作進行のマネージメント、展示計画を行い、作品発表を行います。

  • ゼミ

    自分の方向性に合わせた研究・制作・発表を行います。

  • 卒業制作

    4年間の集大成としての作品制作と展覧会運営を行います。

NEXT
TOPIC
専門性を高める「横断的な学び」<例>

さまざまな学びを組み合わせ、映像表現の方法や可能性を広げていく。

例

他分野の学びを取り入れやすい成安の学び

社会と関わる「実践的な学び」<例>

オペラ制作のプロと連携し、3年がかりで斬新な映像を実現。

滋賀県最大の音楽ホール「びわ湖ホール」と連携し、「オペラ創造プロジェクト『天国と地獄』プロジェクションマッピング制作」を実施。舞台上のさまざまな対象物に映像を映し出すプロジェクションマッピングに挑戦しました。制作にあたってはオペラ制作のプロの方々の講義や指導を受ける機会もあり、また、地域の方々とも連携しながら、3年をかけて従来のオペラにないような表現を完成。大舞台の裏側を体験できる貴重な経験となりました。

社会実践の機会が多い成安の学び

「オペラ創造プロジェクト『天国と地獄』プロジェクションマッピング制作」の写真
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