教員紹介

共通教育センター
准教授

山川裕樹

YAMAKAWA Hiroki
心理臨床家、臨床心理学者

専門分野

心理臨床学
深層心理学
心理臨床場面における描画技法

研究領域

一つの事柄が、多重の意味を持つ。それがこころの世界である。行動上は似たような振る舞いでも、関係が熟成するにつれ、意味が変質することがある。「怒 り」は、往々にして否定的な行動と見られがちであるが、しかし同時に自己主張としての意味を持つ。他人に対しての破壊的な振る舞いでも、他者の関与によ り、同じことをしているにもかかわらず、破壊的でありかつ繋がる意味を持てるようになる。意味は、聴き取ろうとする人がいて、初めて生まれてくる。関与者 の存在により、たとえ状況としては同じであっても、その意味づけは多様に変化するのである。こうした事柄について、個別具体例に即して考えている。

学位

京都大学(教育学博士)


京都大学教育学部教育心理学科 卒業 <学士(教育学)>
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻修士課程 修了 <修士(教育学)>
京都大学大学院教育学研究科臨床教育学専攻博士後期課程 学修認定退学
京都大学博士(教育学)論教博第153号 <京都大学博士(教育学)>

略歴・業績

【研究業績等】
■主要論文
「Schizoid心性について-質問紙作成の試み-」『京都大学大学院教育学研究科紀要』第48号
「ひきこもり青年のための集団場面の可能性」『京都大学大学院教育学研究科附属臨床教育実践研究センター紀要』第6号
「バウムテストの幹先端処理に関する研究1~3」第20回・第21回日本心理臨床学会発表(共同発表)
「『固有のわたしであること』と『他者とともにいること』をめぐって」成安造形大学学術活動報告 平成18年度
「基盤としての身体性にたちかえること」『心理臨床学研究』第26巻第3号
「学生相談室発信授業におけるイメージワークの試み」『学生相談研究』第29巻第3号
「事例研究法の方法論的検討」『創造の臨床事例研究』第七号
「辺縁での学生相談機能について」『成安造形大学紀要』第2号
「浮遊するイメージが大地とつながるまで」『箱庭療法学研究』第23巻第2号
「事例研究論文の研究スタイルをめぐる省察」『学生相談研究』第33巻第2号
「事例研究に存在する2つの方向性」 『臨床心理学』増刊第六号
「河合隼雄『事例研究の意義と問題点』の真意とその引用」 『心理臨床学研究』第32巻第6号


■主要著作
「『内閉』・『窓』を考える-つながること、つながらないこと」『魂と心の知の探求』(創元社)所収
「幹先端処理の重要性」・「バウムへのコミットメントについて」『バウムの心理臨床』(創元社)所収
「授業において「遊ぶ」こと」 『学生相談から切り拓く大学教育実践—学生の主体性を育む』 (学苑社)所収

【社会活動等】
1996年から2002年度まで、教育現場ではスクールカウンセラーや心理療法家などの立場で、また、医療現場では開業精神科クリニックの青年期デイケアでの心理士として心理臨床活動を行なってきた。現在も引き続き、社会において心理臨床活動を行なっている。

所属学会

日本心理臨床学会
日本箱庭療法学会
日本学生相談学会
日本学生相談学会認定 大学カウンセラー
(財)日本臨床心理士資格認定協会認定 臨床心理士

 

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