総合デザインコース

Comprehensive Design Course
subject

デザイン活動を特定の専門ジャンルに細分化せず、
総合的・横断的に学び、デザイン思考の養成を目指す。

世の中にある「コト」・「モノ」・「情報」のすべてがデザインの対象、
またそれらは密接に関わり合いながら存在しています。
総合デザインコースでは、まず、社会に出てから必要になるデザインの基礎知識やスキル、IT 能力や文章能力を養います。
「コト」・「モノ」・「情報」に共通する「デザインプロセス」を学ぶ中で
調査・企画・提案・プランニング能力培い、「デザイン思考」を獲得。
研究・拡張・実践という3つの学びを通して、
幅広い視野を持ちコンセプト作りが得意な人材育成を目指しています。

カリキュラム
1年次

コミュニケーション力+発見分析力、
まずは基礎を徹底的に

まず4年間の学びの基礎として、「コト」・「モノ」・「情報」という3つの視点とその関係性を学ぶことが重要です。
あるテーマを取材しその面白さを見つける発見力やコミュニケーション力、魅力について考える分析力、それをわかりやすく誰かに伝えるプレゼンテーション力の基礎を学びます。また、他領域科目を組み合せながら、4 年間の学びをセルフプロデュースしていきます。

  • 研究 総合領域専門科目

    グループワークを通して、調査や分析をもとに取材力やプレゼンテーション力を磨きながら、「ことば」によるコミュニケーションについて学びます。

  • 拡張 他領域専門科目

    ファウンデーション実習とともに、他領域の専門科目を履修し、造形力の基礎を習得します。
    どの分野の基礎を身につけるかは学生個人が選択。この時点で将来のことを考えながら自分の学びを組み立てます。

2年次

研究力と実践力をつけながら、
自分の可能性を探る

企画の実現に向け、さまざまな課題への研究力・実践力を育てます。 情報収集や分析方法を学び、「コト」・「モノ」・「情報」の隠れた魅力を掘り起こせるようにします。 それらを人々に伝えるためのメディアリテラシーも同時に身につけます。 また、プロジェクト科目にチャレンジし、社会の中でデザインやアートが果たす役割について考え、チームワークの重要性も学びます。

  • 研究 総合領域専門科目(デザインプロセス科目)

    コンテンツの編集方法やマーケティング手法などコンセプト作りや、DTP 印刷・Web など情報伝達の基礎を学び、課題発見力や発想力・発信力を培います。 多くの要素を限られた期間で調整し、計画していくための、実務的なマネージメント能力も同時に伸ばすことで、実制作のプロセスやポイントを理解し身につけます。

  • 拡張 他領域専門科目

    自分の志向性に合わせて分野を選択し、専門知識や技能の基本を吸収していきます。 広告表現やメディア展開、さまざまなプロダクトについて考え、試行錯誤していく中で、自分の強みを作ります。

  • 実践 プロジェクト科目

    デザインやアートの力が実社会の中でどのように機能していくかを、プロジェクトを通して学び、経験値を高めていきます。 企業や自治体とも連携しながら、人々を喜ばせ,便利に感じてもらえる応用力を実践的に身につけます。

3年次

実践を通して課題解決力を
どんどんのばそう

総合領域の専門科目では、人々が感じる心地よさや暮らしやすさについて考え、「モノ」や「情報」それを取り巻く「コト」も含めた新しい価値観を模索し、トータルデザインとして統合的な提案を行っていきます。また他領域の専門科目では、将来の自分の核になる技術や知識を掘り下げ、総合的な応用力をつけていきます。 プロジェクト科目にも積極的に関わり、それまでに習得した力を実践の中で確認し、参加学生どうしのグループワークを通して、新しい価値を共に創り上げることを学んでいきます。

  • 研究 総合領域専門科目(デザインプロセス科目)

    「コト」のデザイン。つまり、心地よく暮らしやすい社会のためのサービスのカタチを探ります。人とコト、人とモノ、人と情報の関係や仕組みに着目し、価値ある新たなコトおこしを試みます。

  • 拡張 他領域専門科目

    自分の志向性に合わせ、他領域のより高度な専門科目を選択します。イベント企画やブランド企画・ショップ計画・商品開発・メディア展開など、それぞれの領域で専門的な課題に取り組みます。

  • 実践 プロジェクト科目

    総合領域では、卒業までのあいだに複数のプロジェクト科目を履修することを推奨しています。このことで、さらに高い応用力を習得することができ、チームの中で自分の得意な分野を活かしていく体験は、社会に出たあとでも大きな自信につながります。

4年次

実社会で通用する提案力、
実行力を強化しよう

生産>流通>消費>再生の循環は、メディアコンテンツ・プロダクツ・サービスのいずれにも当てはまるサイクルです。それらが統合的にプランニングされた空間やコミュニケーションがあり、そこに心地いい出来事があってこそ、よりよいカタチで「コト」・「モノ」・「情報」を人々に届けることができるのです。4 年次では、ゼミによる卒業研究または卒業制作を通し、プロデュースやディレクションの能力に磨きをかけていきます。

  • 卒業研究

    1 年間を通したゼミ活動の中で、文化や生活・社会を対象に各自の視点でテーマを設定し、さまざまな新しい価値観の提案を目指し、研究していきます。
    個人で研究をすすめるケースや、学外と連携したプロジェクト、学内の他領域学生とのコラボレーションなど、これまで培ったネットワークを活用する例もあります。そこには、卒業後に社会の中で自分を活かすデザイン思考が確実にあるはずです。

NEXT
TOPIC
専門性を高める「横断的な学び」<例>

あらゆる分野の学びを活用し、社会へ強く発信する力を修得する。

例

他分野の学びを取り入れやすい成安の学び

社会と関わる「実践的な学び」<例>

取材から料理撮影、編集まで。書籍制作の流れを経験。

「ランチパスポート制作プロジェクト」では、ランチがワンコインで楽しめると全国で話題の書籍「ランチパスポート」の制作に本コースの学生が参加。滋賀版(創刊号から第4弾)の1部の取材・撮影・編集に携わりました。事前のワークショップで、料理の写真撮影技術や取材の段取りを学んで取材本番へ。飲食店の方とコミュニケーションを取って魅力ある記事にまとめるなど、実践的な学びを積み重ねました。

社会実践の機会が多い成安の学び

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